橙
桃
それはあまりにも突然の出来事だった
大好きで愛してやまない彼女からいきなり振られた
橙
橙
桃
俺の返事を聞かずに去っていく彼
俺はあまりの事に衝撃で彼の後ろ姿を見ることしか出来なかった
俺はなんで振られたのか、橙の言葉に戸惑わされて立ちすくむことしか出来なかった
振られた次の日の朝
いつものテンションとは真反対のテンションで学校に着いた
頭の中は橙のことだらけ
桃
ーガチャッ
バサバサバサッ…
桃
俺が下駄箱を開けた途端沢山のラブレターが落ちてきた
俺が橙と付き合う前の記憶がフラッシュバックしてきた
付き合う前は毎日ラブレターを山のように貰う生活だった
橙と付き合って初めはちょくちょくあったものの橙がそれに嫉妬してくれたのが嬉しくてラブレターを禁止にした
桃
きっと橙と俺が別れたことがもう学校中に広まってんだな………
桃
モブ
桃
モブ
桃
モブ
桃
モブ
はぁ~……
コイツお構い無しに聞いてきやがって…
デリカシーの欠片もねぇな…
桃
モブ
モブ
桃
モブ
馬鹿…
馬鹿俺…
こんな嘘言って辛くなって…
本当は大好きでたまらないのに…
あれから廊下ですれ違う女子にはキャーキャー言われるし、
男子共は質問攻めだし…
別れただけでこんなにも憂鬱になるなんて…
桃
俺は周りの声を無視し教室に入った
入るなり橙の姿が目に入り視線を逸らす
なんかモブらに話しかけられてたな…
桃
…なんて、
こんな嫉妬の感情を抱いちゃいけないんだな…
先生
先生
モブ
女子
女子
先生
先生
そうか…
こんな日に席替えか…
今までなら橙と隣がいいって願ってたけど、
桃
先生
先生
モブ
女子
はぁ…、
後ろの席…か、
ま、いっか…
桃
橙
桃
橙が俺の横で止まってる?んだが…
先生
先生
え…、?
橙と…
え…、?
とッ…
桃
桃
橙
新連載ですっ!宜しくお願い致します✨
コメント
1件
たのしみです!!!!