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紗代さん
紗代さん
佳奈
私はその日、多分、死んだ。
だけど、何故だろう。
佳奈
何故、私は生きているんだ、、、?
佳奈
おかしい、、、、死ぬ感覚もあったのに、、、
私の手は先程の苦しさや死への恐怖感がまだ取れておらず、かすかに震えていた。
佳奈
夢なわけない。
そう思っても今自分がここに居て、生きているというなんとも不思議な事実は存在しているのだ。
今、自分が生きているということはあれは夢か、ストレスからの幻覚かなにかだったのだろう。
今の私には、そう思うしかなかった。
だが、ひとつ気になることがある。
何故、
何故、?
私の、
母がここにいる?
ここも夢なのか?
あ、はは。
きっと、悪い夢なんだ。
全部、
全部。
私はそうとだけ思うとまた、静かに瞼を閉じた。
私がまた瞼を開くことは二度と無かった。
私は底のない深い深い暗闇の中意味も無く永遠にもがき続けるのだった、、、。
落ちる。
落ちる、。
落ちる、!!
咲華
今日もだ。
私は最近おかしな夢を見る。
その夢は、最近亡くなった佳奈が底のない暗闇から生きている私たちを憎み、底から手を伸ばし、私たちを引きずり込もうとする夢だ。
昔はその「声」が聞こえるだけだったが、最近は足首を掴まれるようになった。
咲華
1人だけの部屋で私のため息が部屋に響く。
その時、不意に1回から物音がした。
咲華
咲華
私は様子を見に行くため、ベットからおり、階段を降りていった。
咲華
咲華
咲華
咲華
咲華
咲華
と、強気に部屋へ言い放つ。
咲華
言い終わると、さっき起きたばっかりなのに妙な脱力感に襲われた。
私はさっさと寝るために2階へとまた戻って行った。
咲華
咲華
そういえば、最近色んなことがあったなぁ、、、
、、、やっぱり、あの箱のせい、、、
、、、いや、そんな事ある訳ない!
そんな事を思っていると今家に一人しかいないという寂しさと恐ろしさに急に襲われた。
咲華
咲華
私がそう自分に言い聞かせ、布団にくるまった時、部屋から物音がした。
咲華
驚いて私が部屋を見渡すと、何も無かった。
咲華
私がそういいベットの方に振り返った時、そいつは居た。
居なかったんじゃない。 「見えなかった」だけなんだ。
やっぱりあいつは私達を許してなんか無かった。
いや、元はと言えばあの箱のせいかもしれない。
あいつの手が私の方へと迫ってくる。
いやだ
離して
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
速報 ○○市の△△中学校で女子生徒が2名行方不明になっています。
現在行方不明の2人は「明石 佳奈」さん、「白垣 咲華」さんです。 2人は学校帰宅後から姿が見えず、、、、、
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
(何か即落ち二コマみたいで草)
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
健
佳奈
健
健
佳奈
健
健
健
健
健
健
佳奈
咲華
澄香
、、、、
澄香
(もう1人は尺の都合で全カット)
澄香
澄香
澄香
澄香
私は静かに肩までお湯に浸かった。
暖かいはずのお湯が冷たく感じる。
、、、、
いや、冷たく感じるんじゃない。
冷たいんだ。
何故冷たいのかって?
そんなの理由はひとつしかない。
きっと、私にも「迎え」が来たのだろう。
その結論に至ったとき、私の肩にちょうど人一人分が乗ったような重さが加わった。
そのまま私は体制を崩し、お湯の中に全身が浸かる。
お湯の中、息ができずどうにか抗おうとするが肩には重さだけが加わっており、払い除けることは出来ない。
私はそのまま何も出来ず気を失った。
目が覚めるとそこは病室だった。
聞くと、何か大きな音が風呂場からしたので異変を感じた母が助けてくれたらしい。
澄香
みんなはまだ、見つかっていない。
私は思う。
みんなは私を助けてくれたのではないかと。
きっとそうだ。
私はそう思い横を向いた時、隣に人影が見えた。
人がいたのかとすこし驚く。
私がその人に一応これから一緒に過ごすので挨拶をしようとカーテンらしきものをめくった時あまりのことに私は一瞬思考停止した。
澄香
、、、、違った。
皆は私を助けてくれたんじゃない。
「私が1人になるタイミング」を探ってただけだったんだ。
あは、あはははは、、、、
わた、私もすぐいくからね
あは、あはは
それから、失踪した4人が見つかることは無かった。
紗代さん
紗代さん
紗代さん
紗代さん
紗代さん
紗代さん
紗代さん