テラーノベル
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真っ暗。その空間を表現するにはそれで十分だった
暗闇の中、聞き覚えのある声だけが響く
「いやっ……!やめて……!!」
「うわあぁぁぁああ!!!」
悲痛な叫び声。一種の断末魔のようなそれに、酷い不快感を覚えた
「助けて………🍪さん!!」
キーンコーンカーンコーン………
聞き慣れたチャイムの音で目を覚ます
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なんだかとても長くて怖い夢を見ていた気がする まあ、内容は思い出せないのだが
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目の前には可愛らしいお弁当袋を持った親友が2人
どうやら私は机に突っ伏して寝ていたようで、顎が痛い
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苦笑いしながらバッグからお弁当袋を取り出して、袋を開ける そのまま蓋も外すと、私の大好物がその顔を覗かせた
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いつもの楽しい日常風景
なのになぜか、不吉な予感がしていた
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はっと意識を戻すと、2つの心配した顔が私の顔を覗き込んでいた
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🍪
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2人を心配させないため、咄嗟に笑顔を取り繕う
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私は何を不安になっているのだろうか? 思い出せすらしない悪夢に杞憂しても、何の意味もないというのに
そこからの時間は本当にあっという間だった
気づけば放課後で、すでに家に向かう最中だった
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こんな簡単なことにも受け答えできないほど、私は心が沈んでいた
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見かねた🍫が、私に心配の言葉を投げかける
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2人の言葉に、胸がジーンと熱くなる
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🍪
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🍫
嫌な予感は的中したようだ
突如、後ろから口を塞がれる
何か変なものを嗅がされたようで、意識が遠くなってきた
犯人の手の甲を、必死に爪でガリガリと引っ掻く
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そんな抵抗も虚しく、私の意識は途絶えた……
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続き楽しみにしてます♪