テラーノベル
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夜の街は、少し冷える。
誰も歩かないような道を通り
「あの場所」へと向かう。
私の足音だけが響き
外灯が夜道を照らす。
その雰囲気に深夜だと言うことを
改めて実感する。
通るだけ、よりも、見張り、の方が
しっくりとくる。
警察も警察だ。
殺人の多い通路を
こんな無防御に放って置くなんて。
······まあ、それもそうか。
警察が " hr裙 " じゃあ···ね。
何だかんだ考えている内に
目的地へ着いた。
私だって、こんなことしたくない。
殺されるなんて、もっと御免だ。
けど、試さなければならない。
証明しなければならない。
殺人鬼が
私の知り合いだってことを。
et .
腕時計を見ながら呟いていると
背後から、聞き覚えのある足音がした。
赤髪に、深く被ってあるフード。
膝下まである、真っ黒で長めのコート。
膨らんでいるポケット。
きっと、君は ────
et .
???
私の名前を知っている。
少し低く、印象的な声。
et .
???
???
余裕のある、ゆっくりとした喋り方
余計に腹が立つ。
et .
言葉では平気そうな態度を取ったが
足が少し震えているのが分かる。
???
???
et .
et .
コメント
10件
楽しみ!
まって新連載好きすぎるんだけどт т 続き楽しみ ! !