優
あ、アイちゃん
アイ
ゆうさぁーん…
アイ
落し物しました…
優
(もしかしてあの写真のこと…?)
アイ
写真なんですけど…
優
!
優
(やっぱり…!)
アイ
見てないですかぁ…?
優
…見てないかな
アイ
そうですかぁ…うわぁ…最悪です…
アイ
データ消されるより最悪です
アイ
大事なものだったのに…
優
きっと探してたら見つかるよ
アイ
うゔー…(´;ω;`)
優
AIでも泣くんだな…
アイ
最先端のAIですからねぇ…(´;ω;`)
アイ
う〜…気持ち切り替えて行きます…
優
頑張れ
優
ここは?
アイ
プログラムのアプリですかね
優
わっ、揺れる
アイ
プログラムが高速で動いてるんです
優
こんな早いの?ぉわっ
アイ
はい、高速で処理されるんです
アイ
そのプログラムをすぐに実行させるための技術です
優
体幹えぐくない!?
アイ
AIですから!
優
おわわわわ!
アイ
こけちゃいました!大丈夫です?
優
ちょっといたい…
優
でも大丈夫…
アイ
つよいです!さすがです!
優
もう出よ、ママはこういうところ苦手って言ってたよ
アイ
そうしましょう
優
ここなに?お墓…?
アイ
わたくしの仲間たちのお墓です
優
え…?
アイ
ウイルスに侵されたり、
アイ
存在を消されたり、
アイ
そういう方々の眠る地です
優
こんないっぱい…?
アイ
1番の祖先がこの方で
アイ
ここのプログラムを処理するのが得意だったらしいです
アイ
かっこいいですよね
優
そうだね…
優
でもこんないっぱいAIがいるもんなの…?
アイ
ここのお墓はここに迷い込んだ人間のものもあります
優
じゃあ私もこの中に入る可能性があるって事?
アイ
考えたくありませんが…そうなりますね…
優
私は死なないよ
優
あなたが大きくなるまでね
アイ
私は成長しませんよ…?
優
ずっと生きるってことだよ
優
だからここの人達の分まで生きよ?
アイ
!
アイ
…はい!
アイ
戻りましょうか
優
うん、そうだね
アイ
優さんありがとうごさいます、
優
いやいいよ
アイ
話は変わるんですけど、
優
(…?)
優
(あの墓石なんて名前がかいてあるのかな)
優
(なんだか、ほかの墓石とは違う…)
優
(名前は、)
優
!
アイ
優さん?
優
(乙姫…瑠愛…?)
優
(ママの名前?)
優
(なんで?)
優
(どういうこと?)
優
(ママは、)
アイ
優さん!
アイ
どうしたんですか?
アイ
なにか気になることでも…?
優
………
優
いや
優
ここの人たちも頑張ってたんだなってね
アイ
そういう事ですか
アイ
ホント、かっこいいですよね
アイ
わたくしには真似出来ないです
アイ
あんな命を張ってでもここに来た人を守るなんて
優
いや、まだあなたは幼い体だもん
アイ
…
優
でもここのこと教えて、危険を教えてくれるのはすごくありがたいことだよ
アイ
本当ですか?
アイ
わたくしも役に立てている?
優
うん役にたってるよ
アイ
やりました!わたくし!優さんの役にたててます!
アイ
それだけで頑張れそうです!
アイ
( *´꒳`*)
優
良かったね
優
(まだ)
優
(このことは伝えるべきじゃない)
アイ
行きましょうか!
優
うん
アイ
一緒にずっと頑張りましょうね!