助けてを言えない上鳴君の話

俺はあの後、病院に行ったら先生にびっくりされた。 足や手は手術をした それと、やっぱり 髪の毛が白くなったのは 極度のストレス…らしい。 家には帰ってない。 ずっと出久くんの家に泊まってる

きっとお母さんは 俺と目が会った瞬間 殺しにくると思う。

このことは先生や出久くん以外には言っていない。

そして髪の毛… 根元から結構白くなっていってる…

今日は雨、 大っ嫌いな雨…

でも時に

と思う。 なんでかは知らないけど。

ﾊﾞﾝｯ!!

大きな音が 響いた

………あれ、 痛くない、

今すぐ いいよと言いたい

でも 貴方が

貴方が生きてと言うならば

俺は死にたくない。

あなたの方じゃないんですか？

その時 聞こえたのは空耳なのだったのだろうか

でも、確かにこういった…気がする

「大好き…………本当はずっと…大好きだったの、… 生まれてきてくれて ありがとうね。」

…今思い出した

お母さんは昔から 思いを口に出すことが苦手だったんだ。