せんせい。

黄side

青先生は人気

かっこよくて、スタイルが良くて、おもしろくて、生徒のことをよく考えてて、

いいところがいっぱいある

そんな先生に恋してる僕のお話

先生は数学の担当の先生

数学は苦手な人が多い

でも居眠りする人なんかいない

それは青先生の話す声とか内容とか教え方とかテンポとか、、

寝れなくなるような、寝たくなくなるような授業だからだと思う

僕も国語とか社会とかおじいちゃんの声は眠くなってちょっと寝ちゃうことがあるけど青先生の授業は寝ない

はっと思い後ろの席でゆっくり手を上げる

大丈夫です。 と言ったもののわいわいと騒ぐ教室の中ではぼくの声はかき消されてしまった

その後チャイムが鳴り先生に提出物のチェック表を貰ってないことに気づいたぼくは急いで廊下に出た

先生は人気者だ。男子からも女子からも

3組から職員室に行くだけでたくさん声をかけられてしまう

陰キャな僕だ。声をかけられなくなってしまう

案の定声はかけられなかった

結果。だれもいない廊下まで来てしまった

廊下には僕と先生二人きり

廊下から外を見る先生の横顔は綺麗

輝いて見える

でも光が差し込んだ瞬間さっき他の生徒に向けてた笑顔が消えた。

灰色の疲れが浮かんでるように見える。

先生は「先生の仮面」がある

勇気を振り絞って出した声

先生を呼んだ瞬間さっきまでの灰色の疲れは消えて笑顔になった

先生はにっこりした顔で僕にチェック表を渡すと頭の上にぽん、と手を乗せた

先生は手をヒラヒラさせて行ってしまった