__忘れたくない、忘れたくない
一ノ瀬四季
一ノ瀬四季
物凄いスピードでノートへ必死にペンを走らせる。
ただただ『忘れたくない』。そんな気持ちで今までの思い出を記録に残している。
一ノ瀬四季
無くしたくない愛の記憶は、あと1日で全て無かったかのように取り上げられてしまうから__
モブ
一ノ瀬四季
大好きな人の、真澄隊長の記憶が無くなってしまうかもしれない。 そう言われているようなもんだ。
モブ
一ノ瀬四季
手のひらに資料を何度も何度も読み返しても、結果は変わらない。
俺は一般の鬼を庇って、桃の細菌をモロに受けてしまった。 体に影響がないかとか色々調べるために数日待てと言われた。 けど、呼ばれて来てみたらこのザマ
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
そう言われた瞬間、希望が打ち砕かれた俺は地面にヘナヘナとしゃがみ込んだ
一ノ瀬四季
そりゃあ仲間とか家族とか俺にとっての大切な人は沢山いる。 でも、1番大切な人は真澄隊長だけ
一ノ瀬四季
俺は今練馬に居るから今回の事件に限らず、全てを戦闘部隊隊長に報告しなければいけない。
本来なら戦闘部隊隊長だけでいいけど、何故か偵察部隊の真澄隊長からも『絶対来い』と圧をかけられている
一ノ瀬四季
過去に何回かこのくらいの怪我ならいっか!って報告をしなかった時があったけどバレたあとの罰は思い出したく無いほど過酷だった
そんな事を思っていたら、ひとつの疑問で俺の思考は全部止まった
一ノ瀬四季
" 練馬に居られないんじゃね? "
一ノ瀬四季
練馬に居ることで俺が真澄隊長の事好きってバレちまう!!!
一ノ瀬四季
簡単に言えば、突然偵察部隊隊長のことを『誰だ』なんて言ったら今回の事件が明るみになっちゃうってことだ!!!
だから、俺にとっての"大切な人"が真澄隊長ってバレる。最終的に残るのは
記憶を無くした俺と、俺の好意を知ってしまった真澄隊長……
一ノ瀬四季
一ノ瀬四季
これまで片思いを貫いてきたのに、伝わる方法が自分の口じゃないなんて信じらんねぇ!!
そもそも常に頭の中に居る人の事忘れるとか実感湧かねぇし!!
だとすれば、俺にできることはただ1つ。 1週間以内に練馬から出て、この片想いと記憶を同時に断ち切ること____
一ノ瀬四季
一ノ瀬四季
この恋を自覚した頃には"諦める"とゆう選択しかなかった。
一ノ瀬四季
一ノ瀬四季
そう早々と結論づけて俺は真澄隊長を忘れる努力をした
コメント
82件
めちゃんこ好きです︎︎👍︎💕 初コメ&フォロー失礼します!! 続き楽しみにしてます✨✨
めっちゃ最高すぎな設定です✨️ 二人の恋がどうなるかとても気になります!続きがとても楽しみです✨️
今すぐに記憶が戻る薬を作って来ます!! 続き楽しみ!