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スタート

グサッ

et

えッッ?

et

yaくんッ...

ya

...

ya

(痛いッ)

全身に痛みが走った

どんどん血が流れて行く

真っ赤な俺の血が

et

ダメッッ

et

早くッ

et

傷ッ手当てしないとッッ

百合先生

etちゃん...って

百合先生

yaくんちょっと腕貸してねッ...

ya

(俺は何をやっているんだろう...)

なんで自分で

なんでetさんの前で自分の腕を刺したのだろうか

なにもわからない

ただただ

醜い感情が渦を巻いていた

ya

...して...さい...

百合先生

えッ?

ya

俺を殺してください

et

なにいってるのッッ?

ya

自分がなにやってるか

ya

なんで自分がこんなことしたか

ya

わからないから

百合先生

殺せるわけッ

ya

俺は居ても居なくても

ya

誰の役にもたたないんですよ?

ya

そんな人間

ya

生きてる価値なんてあります?

et

あるよ...

et

大有りだよッ

ya

なんで?

ya

俺がいたらメリットがあるの?

et

yaくんはッ

et

私は居てくれていつも楽しい

et

いつも

et

私と同年代の子なんてあまりいなかった

et

でも今

et

yaくんが居るから私は楽しい

et

だから存在価値

et

yaくんにはあるんだよッ?

ya

...

ya

嘘でしょ?

et

なんでッ

ya

だって

みーんな俺を裏切ってきたから

et

ッ...

et

私は裏切らないッ

ya

...

ya

だから

ya

信じられない

ya

etさんもさ

ya

俺のことなんにも知らないでしょ?

et

そうだけどッ...

ya

だったら

ya

俺はetさんの何者でもない

et

yaくんは私の大切な人だよッ

ya

...

百合先生

yaくん

百合先生

今まで裏切られてきたのはわかるよ

ya

何がッ?

百合先生

えッ?

ya

あなたに俺の何がわかるって言うんですかッ

ya

俺は別に同情してほしい訳でもないしッ

ya

可哀想な人を偽ってる訳じゃないんですよッ

ya

それなのにッ

ya

俺のことッ

ya

わかったふりしないでくださいよッ

百合先生

yaくん落ち着いて

ya

はぁはぁはぁッ...

頭がくらくらする

その時の俺は

なにも考えられなかった

パニックで

自分のことしか考えてなくて

ya

もうッ

ya

ほっといてくださいよッ...

ya

はぁはぁッ...

息が荒くなっていた

et

yaくんッ

et

大丈夫ッ?

et

ねぇッ

et

yaくんッ!

etさんに呼ばれる中

俺は意識を手放した

続く

♥️500

死にたい俺と生きたい君~あの星に願いを込めて~

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