この作品はいかがでしたか?
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”ちょっと話し相手にでもなってくれないか”
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部屋に入ると
明かりはついておらず、
ただ、暗い部屋に置かれたベッドに腰掛けている💗がいた
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見えやすい?
暗い方が?
明るい方が、ものはよく見えるが…
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星か
確かに、星は暗いほどよく見える
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💗が、深く息を吸い、息を吐く
いつもよりも緊張気味な深呼吸をしたのを、💙は見逃さなかった
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さっきした自分の妄想を思い出す
正式な結婚
つまり、プロポーズ
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(さっきの緊張は…!!!)
だが
違った
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意識が💗の方にだけ行っているため、自分の目が潤んでいることにすら気付けない
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💗は💙に背を向け、ただひたすら黙っている
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段々と、真後ろから聞こえて来た💙の声は、徐々に下の方へと移る
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足元から聞こえてくるその声は、少しくもって聞こえる
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土下座なんて、💙がするものじゃない
俺がするべきなんだ
そんなこと、何も悪くない💙がする必要なんて、何も無いのに
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姉1
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姉1
姉1
そうだ
思い出した
これは僕が💗さんの家へ行く直前の記憶…
姉1
姉1
姉1
姉1
姉1
姉1
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姉1
姉1
姉1
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最後の望みで聞いてみる
だが…
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意見が変わることも無く
やはりダメだった
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力が抜ける
言葉が出ない
息が
できない
自分が望んでいた
💗さんと2人の
華やかな未来
それが、一気に崩れ落ち、何も無くなった
💗さんにもうこれ以上嫌われたくない
はやく、
はやく早に戻らないと
言うことを聞かない悪い子として嫌われるかもしれない
💙
足音が、段々と遠ざかる
いつもよりも遅い足音が
💗
💗
足音がやがて聞こえなくなったタイミングで
俺はその場に泣き崩れた
💙に背を向けていたから絶対に知られていない
俺が泣いていたこと
でもそれも作戦
泣いていたところを見られては、俺が渋々婚約破棄したことが察せられる
全部、💙を守るためのこと
俺がこんなこと、進んでするわけがない
今まで本気の恋愛をして来なく、
すぐに婚約者を切り捨ててきた💗はここで初めて感じたのだった
恋の
いや、
人を本気で好きになることの辛さを
コメント
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初コメです! 最高でした! 続き待ってます!!
ここまで読んできてほんとに感動しました、、😭😭😭✨