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この心を満たしてくれるのは

第3話 - 冬我の過去

191

2023年06月25日

#日常組

#BL

ふじオさん

冬我の過去

先生

冬我さん、珍しいわね？今回100点じゃないわ

紫々神冬我

…え、っ？

先生

97点…十分高いけどね

先生

何かあったの？

紫々神冬我

え…っ、100点…じゃ、、っない、？

先生

そうなのよ、何かあったのかなって、

紫々神冬我

…、っ

先生

最近…元気なさそうだったから、っ

紫々神冬我

……っ、あ、なんでもない、です、っ

先生

…そう、？何かあったらいつでも言ってね

紫々神冬我

…はい、っ

紫々神冬我

…(どうしよ…っ、)

紫々神冬我

(お父さんに…なんて言われるか、っ)

紫々神冬我

…

紫々神冬我

…、っただいま、

押しつぶされそうな心で、帰りの知らせを伝えた

妙だな…いつもはすぐ駆けつけてくるのに…、

紫々神冬我

…お父さん？

僕はそう呼んだが、返事が返ってこない

紫々神冬我

…、

急いで上がってリビングの方に行った

紫々神冬我

…お父さん、っ？

父

…おい、先生から連絡が来たぞ、っ

紫々神冬我

え…、っ？

父

今日、珍しく100点取れなかったそうじゃないか、っ

父

どういう事だ、っ！

…バレてしまった

紫々神冬我

…っ、でっでも、！

父

言い訳するなっ…！！

バシッ

…、え？僕…叩かれた？

ドガッドガッバキッ

紫々神冬我

…いﾞっ、いﾞたﾞいﾞっ、…！泣

紫々神冬我

お父さんやめて、っ！泣

父

お前なんか要らねえんだよ、っ！！！

父

簡単な問題なのになんで間違えてんだよ！！！

父

おい！！！

紫々神冬我

…、っごめん…、

バシッ

父

ごめんじゃなくて、”ごめんなさい“だろ、っ！？

紫々神冬我

……、っごめんなさい

誰が見ても思うだろう

『“親ガチャ失敗“だ』って

………

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