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けーんちゃさぶ
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ーー目が覚めた…
見慣れた天井。
カーテンの隙間から差し込む朝の光。
ここが現実だって、分かってるはずやのに…
ゾム
小さく呟く
あの場所…
ふわふわした雲…
浮かぶ星…
ぬいぐるみ
そして、あいつ
やけにリアルで
感覚まで残ってる気がする
手のひらを見つめる…
昨日のあいつと手を繋いだ温もりが
まだ、残ってる気がする
ゾム
夢にしては鮮明な気がする…
何度も同じ場所に行って
何度も同じやつと会って
会話もちゃんと続く…、
普通の夢はこんなん無いわ、
ベットから起き上がり
ふと思い出す
ーーー
ーーー
やけに引っかかる…
優しい言葉のはずやのに…
どこか逃げ場みたいな、
ゾム
名前も、知らん
どこから来たのかも知らん
夢の中で何度も会ってるだけ
それなのに、
どうして、
ゾム
自分でも少しおかしいと分かる
ただの夢の登場人物しては
感情が重すぎんねん、
気ずけばスマホを手に取っていた、
【同じ夢、何度も、おなじ人】[🔍]
と、打って調べた
出てきたのは
【"強い印象の記憶"】とか
【"潜在意識"】とか
【"ストレス"】とか
どれもそれっぽい、
やけど、
ゾム
もっと、こう、
現実に近いみたいな、
存在してるみたいな、
画面をスクロールしながらため息を着く…
ゾム
スマホをベットに投げ天井を見る
あいつの顔が浮かぶ
少し寂しそうで
でも笑ってて
あん時の言葉
ーーー
ゾム
むしろ本気で、
引き止めようとしてた
なんでや、
どうしてそこまで
ただの夢の中で出会っただけやのに、
考えれば考えるほど
分からんくなる…
一つだけはっきりしてる事がある
確かめたい…
あの場所はなんやのか、
あいつは何者なんか、
そして、
どうして自分だけあそこに行けるか…
理由なんて、無くてもええわ、
ただ、
もう一度
ゾム
その気持ちだけがあった
窓の外から朝の音が聞こえる
日常がいつも通り始まる
でも
その、裏側になにかが動き初めている気がする
あの優しい世界とこっちの現実が、
どこかで繋がって居るような…
そんな予感が…