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梵天アジトの屋上
夜風が静かに吹いていた
フェンスにもたれながら、 羅美は街の灯りを見ている。
その後ろから足音が近づく
春千夜
聞きなれた声
振り向くとそこには、三途春千夜が立っていた
春千夜
羅美
羅美はいつも通り落ち着いた声
春千夜は少し眉をしかめる
春千夜
春千夜
羅美は目を伏せる
羅美
羅美
春千夜は舌打ちする
春千夜
一歩近づく
春千夜
春千夜
羅美は少し考えてから言う
羅美
羅美
その答えに春千夜は小さく笑う
春千夜
そう言いながら羅美の腕を掴んで引き寄せた
距離が一気に近くなる
羅美
低い声で言う
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
羅美はじっと春千夜を見る
羅美
春千夜
春千夜
春千夜は羅美の髪に触れる
春千夜
春千夜
静かな夜
羅美は少しだけ目を細めた
そして
羅美
小さく笑う
春千夜が一瞬固まる
春千夜
羅美
羅美はそう言う
その瞬間
春千夜は羅美の顎を軽く上げた
そして
静かにキスする
ほんの数秒
離れたあと春千夜が言う
春千夜
春千夜
羅美は少し考える
そして
羅美
羅美
春千夜は小さく笑った
春千夜
夜の屋上
2人は並んで立つ
昔から変わらない距離
でも今は
幼なじみでも、友達でもない
羅美の隣はずっと
三途春千夜の場所だった
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