/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
大森元貴side＿＿
僕らは、いつだってヘタクソに生きてる
不器用で、
鈍臭くて
思い通りに事を進めきれない
人生の何かにおいて失敗して
迷いながら生きている
それは僕も自覚しているし
完璧に生きることが正しいなんて思ってない
誰かのお手本通りになんて生きれない
でも、僕は心のどこかで
それを認めきれない。
器用ででなんでもこなしたい
自分が弱い事を受け入れきれない
受け入れる勇気が、まだ無い
自分の中の自分から失望されるのが、怖い
だからこそ、誰かから
「駄目でもいい」 「弱くていい」
その言葉を伝えてほしい
僕だけにその言葉を伝えてほしい
ーーー
今日もまた汗だくになりながらきてくれた若井を
何も言わずに抱きしめる
何十回も、何分も
若井の匂いと、汗の匂い
自分の部屋からかおる、微かな埃の匂い
太陽が見え始めた明け方
僕たちの日常は続いていく
僕がどれだけ夜に呑まれて
苦しんで足掻いていても
世界は変わらず回っていく
いつも通り
抱きしめる
いつも通り
愛することは時に
暴力的なほど強い
優しさは裏で傷つくことさえある
どんな言葉でも
相手に伝わらないことがある
ただ、触れ合えば『伝わる』こともある
言葉で伝えるよりも、
ただお互いの生を感じて
ただの愛してる、だけじゃ足りない
相手の存在を確かめたい
触れたい
どうしようもなく求めてしまう
だから僕は言葉にできない感情を
旋律に乗せて流すんだろう
自分自身を一番に救うために
痛みはあるのに、言葉にできない
苦しいのに、伝えきれない
叫びたいのに、声が出ない
そんな無力感と閉塞感が、夜の暗闇で淡く光る
垂れ布が下りるように
日が暮れて当たりが暗くなると、
僕は自分の心が剥き出しになって
夜の中に沈んでいきような、不思議な感覚になる
優しく、素直でいたい自分
でもその願いは何故か叶わない
優しくいたいのに、傷つけてしまったり
素直になりたいのに、強がってしまう
そしてまた
夜の闇、若井の全てだけを感じながら
今日も朝がやってくる
こんにちは
♡5000ありがとございます 通知見てびっくりしました、！ たくさん押してくれた人ありがとございます、
この作品も♡と💬よろしくお願いします
それではまた
コメント
8件
ほんと、言葉の種類？が豊富だから、作品を読む度にすごいなって思う😇 天才だぁ🥹
なんでこんなに表現が素敵なのっ…！改めてこの作品が大好きになりました🫶
ナハトムジークって難しい曲なのにこんなに繊細にかけるのって凄すぎ✨️表現の仕方が素敵すぎて闇とは思えないほど美しい感じがする😖もっとこの作品大好きになった！
