それはそれは夏の暑い日の事だった。
屋上で男女二人が佇んでいる。
女の名前を我妻。 男の名前を竈門と言う。
2人は学園内でもお似合いのカップルだと噂されていた。
けれど現実はそうも上手く行かないもので。
竈門炭治郎
我妻善逸
竈門炭治郎
我妻善逸
胸が酷く締め付けられる感覚に襲われた。
ずくん、ずくんと脈打つ度、心の傷が抉られるような苦しさ。痛さ。
我妻善逸
我妻善逸
竈門炭治郎
学園内で美しさ三位の美少女。
我妻善逸
竈門炭治郎
竈門炭治郎
にこっと笑う炭治郎の笑顔の奥には 何処か、何かを抑えているような感じが読み取れた。
我妻善逸
竈門炭治郎
炭治郎の身体がわざとらしく跳ねる。
竈門炭治郎
我妻善逸
善逸はフェンスに身体を預けながら青空を眺め、ちゅー、と片手に持っているいちごミルクを飲む。
竈門炭治郎
我妻善逸
ふふっと笑みが毀れる。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
我妻善逸
善逸は自分は女だけれど男心も多少は分かる。前世が男だったのだから。
前世の記憶がある事は誰にも言っていない。 きっと。皆前世なんて信じないだろうから。
竈門炭治郎
我妻善逸
竈門炭治郎
竈門炭治郎
惚気を聞かされている時に、善逸の中で何かがぷつりと切れた。
我妻善逸
我妻善逸
竈門炭治郎
だっとその場から走り去る。 1秒でもその場に居たくなかった。
スカート丈が膝上で走ったら中が見えるなんてそんなの今はどうでもいい。
今は逃げる事に必死になりたかった。 と言うより、何も考えたくなかった。
どんっ!!
我妻善逸
がしっと力強く腰を支えられる。
我妻善逸
恐る恐る目を開けるとそこには風紀委員管理長冨岡義勇の姿が。
我妻善逸
冨岡義勇
我妻善逸
ぎゅっと善逸は冨岡を抱き締めた。
冨岡義勇
我妻善逸
柄にもなく美しく儚くぽろぽろと涙を流す善逸。
冨岡義勇
その姿を見、冨岡は善逸の頬に伝う善逸の涙を拭い取り、
冨岡義勇
我妻善逸
冨岡義勇
冨岡義勇
我妻善逸
短髪になった冨岡から浴びせられたその言葉は酷く心に刺さった。
我妻善逸
冨岡義勇
冨岡義勇
冨岡義勇
さらりと善逸の美しい髪に指を空かせ、そう甘い声で言う。
我妻善逸
ふわりと善逸が冨岡に抱き着く。 ふわふわとした善逸の髪の毛が、声色がとても心地良い。
冨岡義勇
我妻善逸
とても幸せそうに善逸は頷いた。
嘴平伊之助
ガタンッ!ガタガタッ
我妻善逸
栗花落カナヲ
我妻善逸
我妻善逸
我妻善逸
ゆっくり立ち上がり、カナヲとの距離を詰める。
栗花落カナヲ
ぐいっと思い切りカナヲのネクタイを引っ張り、顔を近付ける
我妻善逸
我妻善逸
我妻善逸
我妻善逸
見下す様な目で嘲笑う。
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
我妻善逸
我妻善逸
栗花落カナヲ
我妻善逸
栗花落カナヲ
ザシュッと鈍い音が
我妻善逸
つぅ…と善逸の頬に血が滴る。
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
カシャッと凶器を落とし、走り去っていくカナヲ。
我妻善逸
我妻善逸
我妻善逸
我妻善逸
我妻善逸
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
我妻善逸
我妻善逸
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
どきんっとなった。
我妻善逸
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
我妻善逸
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
我妻善逸
ひらひらと手を振り、甘露寺さんを見送る。
我妻善逸
我妻善逸
我妻善逸
♡1000くらいで続く。
コメント
6件
ウッ、神作です!とっても良いです!( TཫT👍)ゴフッ
ヾ(⌒(_•ᴗ•)_良い!
俺の設定のせいで甘露寺ちゃんとカナヲちゃんが感じ悪い感じになってますが許してください…