三者面談
柳先生。
それじゃあ、よろしくお願いします。まずお名前教えていただけると、
遵(長男)
橘遵と申します
柳先生。
柳楓と申します。
柳先生。
えっと、ご確認よろしいですか?
遵(長男)
はい
柳先生。
優君の保護者扱いでイイんですよね?
遵(長男)
はい。
優
はい
柳先生。
わかりました。それでなんですけど、成績は問題なし。
柳先生。
ですけど出席日数がギリギリでしたよ
遵(長男)
申し訳ないです。
優
すいません
柳先生。
いえいえ、まぁ、ご事情があれですし、
遵(長男)
、
優
…
1時間後。
柳先生。
今日はありがとうございます。
遵(長男)
また。
優
ふぅ〜。
遵(長男)
疲れた?
優
はい
遵(長男)
お家でやすもうね
ふざけんな!
優
?
遵(長男)
何事?!
遵(長男)
何事ですか!
水斗(三男)
なぁ!お前子供見捨てておいてまた引き取るだと?!
涼真
だめですか?
琴也(次男)
無理だ。帰れ。
涼真
な、
優斗(四男)
なんで引き取りたいんだ?
涼真
し、支援金が受け取れなくなって、生活が、
優斗(四男)
ぁ゙?
遵(長男)
優君。部屋に行ってな。
優
はい…
遵(長男)
支援金だと?!
涼真
あんたらだってそれ目当てだろ?
琴也(次男)
ちげぇよ!ばーか
涼真
は、はぁ?!
優
(鷹也さんの所行こう、ここだと迷惑かける、)
優
鷹也さーん、
鷹也
どうした?一人で。
優
あの、その、
鷹也
どうした、泣いて、まぁ上がれよ。
鷹也
なるほどな~、まぁよく来たよ。
優
辛かった、
鷹也
安心しろ。ここなら争いもお前の関係してることも何もねぇ
ギュッ
優
鷹也さん、
鷹也
うぉっ、甘えただな。
優
温かい、
鷹也
暇だろ?少し寝てろよ。
優
はい、
鷹也
上に部屋あるからな。
優
はい
その後
遵(長男)
鷹也さん!優君来てないですか!
鷹也
来てるよ。
水斗(三男)
よかった、
鷹也
よくねぇよ。高校生でも、子供は子供だ。
鷹也
家で自分のことで揉めてたらいずらいわ。少し考えてやれよな。
優斗(四男)
すいません、
鷹也
どっちがいい?
遵(長男)
え?
鷹也
一晩俺が預かって頭冷やすか、直接謝って一緒に仲良く帰るか。
遵(長男)
謝ります、
優
別に謝らなくていいです。
遵(長男)
す、優君、
鷹也
いいのか?
優
いいんです。
琴也(次男)
一緒に帰ろうか、
優
はい!
遵(長男)
ゲホッゲホッ、
優
遵さん?
遵(長男)
ハァハァ、ゲホッ
遵(長男)
オェッ
琴也(次男)
兄さん!
鷹也
病院連れてくぞ。
医者
喘息と疲労ですね。それに少し風邪も引いてます。
琴也(次男)
そうですか。
水斗(三男)
ありがとうございます
医者
何かあればお呼びに。
優斗(四男)
はい
優
な、なんで、
鷹也
ここで言うのあれだけど、病弱な上に疲れが溜まりやすい体質だ。
鷹也
まぁ、無理しすぎるタイプだな。
遵(長男)
へ、平気ですよ。
優
二人にさせてください
琴也(次男)
わかりました
二人きり
優
なんで無理するんですか、
遵(長男)
いやぁ、する気はないんですけどね?
ギュッ
優
家族でしょ?だめじゃないですか、心配させたら
遵(長男)
あらあら、困ったなぁ、末っ子に言われちった、
遵(長男)
ごめんね。仲良くしようね。
優
はい。
その後高校生活を卒業しても、みんなで仲良く暮らしたとさ