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父には、酔っているときの記憶がまるっきりないからだ。
瑠奈子供時代
お父さん
瑠奈子供時代
暴力を奮ってくるのは、毎回泥酔状態
記憶なんて残っている訳がないのだ
それをせめても、仕方がないだろう…そう、思った。
それに…、これが"普通"の家庭だと思っていたからかもしれない
瑠奈子供時代
茉莉奈
みんな、私と同じ様なお父さんなんだ
きっとそうだ
そう思い込んでいた。
そう…思いたかった。
瑠奈子供時代
茉莉奈
茉莉奈
瑠奈子供時代
茉莉奈
瑠奈子供時代
なんだか、なんだか
その瞬間
思っていた幸せが
壊れるような気がしたのを、よく覚えてる。
自分の家は
やはり、"普通"の家庭ではなかった。
"幸せ"な家庭でも、なかった。
じゃあ…私の大切な家族は
一体……何？
子供ながらに、そんなことを思い、苦しんでいた。
その瞬間だった
なにかの糸がプツンと切れて
お父さん
瑠奈子供時代
何をされても
お父さん
瑠奈子供時代
どんな事を、言われても
きっと、限界だったんだろう
何も思わなくなってた
でも…事態は、もっと悪化した。
𝐍𝐞𝐱𝐭…25♡
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