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戦場は音が消えたように静かだった
いや、正確にはサクの周囲だけが、異様なほど静まり返っていた
サク
サク
シャルナーク
シャルナーク
パクノダ
フェイタン
サクは敵を切りつける
早く、正確で、無駄がない
───旅団トップクラスの強さはそのままに。
けれど
クロロは違和感を拭えなかった
クロロ
クロロ
敵がの動きが、異様に的確だった
マチ
シャルナーク
シャルナーク
フェイタン
クロロは一瞬目を伏せる
それは団長としてではなく
───1人の人間としての迷いだった
クロロ
クロロ
クロロ
マチ
クロロ
クロロ
パクノダ
クロロ
クロロ
サク
戦闘の合間
瓦礫の影で、クロロはサクの手首を取る
クロロ
サク
返事はない
だが、指先が───ほんの僅かに震えた
サク
クロロ
クロロは確信する
完全には壊れていない
ただ、深く沈められているだけなんだ
クロロ
サク
サクの瞳が少しだけ揺れた
それは誰にも気づかれないほどの小さな変化
けれど、クロロには十分だった