女子トイレ
茜
うん!これでよしっと。うまくメイクでごまかせたね。
茜
それで?優愛はなにがあったの?
優愛
.......
茜
私には言えないこと?
優愛
ううん!ちがう、ちがうの!
そんなわけないけど
一言目が、出てこない でも、茜にはちゃんと話さなきゃ
優愛
そんなことない、話すね
数分後。
茜
....うん、なるほどね、
茜
だから日向と話してると泣いちゃった、ってことね?
コクと頷く
子供のように日向の胸の中で泣いたことは言わなかった
そのりゆうは、
優愛
うん、ごめん
茜
え?笑
茜
もしかして日向のこと謝ってるの?
優愛
うん、
茜
え!気にしないでよ!確かに私は日向が好きだけど、友達が泣いてるのに私のことなんて気にしないでよ
茜
だいいち、優愛にそんな感情抱かないよ
茜は、日向が好きだから
優愛
..うん、ありがと
茜はそう言ってくれるけど、私が、抱きついちゃったことを言ったら、同じこと言ってくれるのかな
なんだろう、嫌だな、くろいきもち。
茜
うん!当たり前じゃん!
茜
よし、じゃあ、教室戻ろっか
優愛
うん!
教室に入ると、男子と喋っていた日向がすぐ私たちに気づいて近づいてきた。
日向
優愛、大丈夫か?
優愛
うん!全然大丈夫だよ!
茜
よかったよ、日向が何かしたのかと思ったじゃん!
日向
はー?俺がするわけないだろ?
茜
うーん?どうだろーね?
日向
ん?茜ちゃん?
日向
そんな子には頭わしゃわしゃの刑だ!
茜
ちょ、やめて、きゃぁぁ!
優愛
クスクスっ
茜
ね、優愛?笑 笑ってないで止めて!笑
先生
はーいおはよー
日向
わ、やべっ!先生来た!
茜
じゃ、また休み時間ね!優愛!
優愛
うん!2人ともあとで!
先生
じゃあ、今日の連絡事項言っていきますので忘れないように。
先生
まず一つ目は.........
先生
これで最後でした。
先生
五分後には一時限目が始まるから、忘れないようしてくださいね
ふぅ〜、今日の連絡多かったなぁ
あ!次は移動教室だ しかもりーくんの教室の近く。 りーくんと会えるかも、
少し期待に胸を膨らました私は、その後に、悲しい事実が待ち受けていることを知る由もなかった






