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俺は国見英
青葉城西高校の１年だ
突然だが、俺は運がいい
いや、異常な程に良すぎるのだ
どういうことか分からない？
なら、分かるように例えを出そう。
これは少し前の出来事だ
俺は一人で部活終わりに家へ帰っていた。
自主練もして、大分暗くなっていたので、
辺りに人が出歩いている様子は無かった。
ボーーッとしながら歩いていると、
急に信号無視をした自動車が、
俺へと突っ込んできたのだ。
キキィーーーーーーッッッッ
俺はもう駄目だ。と思った
だが、自動車は
俺を"すり抜けた"のだ。
当たっているはずなのに、当たっていない
一体どういうことなのだろうか？
この出来事は、
"運"では無かったのかもしれない。
いや、"運"では無いのだ。
ある奴が、意図的にやったことなのだ。
その"ある奴"に、
俺は心当たりがある。
ただ、一人の女子中学生だ。
何よりも、印象に残るあの"目"
他とは全く違う、優れた"個性"。
大切な"一人"の兄。
何でも思い通りになる、その"力"
一人の小さい"魔王"だ
風来優
風来優
風来優
風来優
風来優
風来優
風来優
風来優
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