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羅宇(らう)

先生が今までずっと好きでした...

羅宇(らう)

付き合ってください...!

僕は高校3年生の春、先生に告白した。

出会いは、入学式の日だった。

羅宇(らう)

(高校...不安だな...)

羅宇(らう)

(友達できるかな...)

僕は不安で仕方がなかった。

友達ができるかとか...いい部活に入れるかとか...授業についていけるかとか...

洸希(こうき)

初めまして、担任の須和田洸希です。よろしくお願いします。

羅宇(らう)

(かっこいい先生だな...)

僕は気づいたら、ドキドキしていた。

一目惚れだった。

僕は先生の事が知りたくなって、放課後の教室で先生に話しかけた。

羅宇(らう)

先生...

洸希(こうき)

ん?何だ?

羅宇(らう)

(何から質問しようかな...)

羅宇(らう)

先生の好きな食べ物ってなんですか...?

洸希(こうき)

ん〜...クッキーが好きだぞ

羅宇(らう)

そうなんですね...

羅宇(らう)

(やばい...緊張しすぎて何を質問しようとしてたのか忘れちゃった...)

洸希(こうき)

緊張してるのか?

羅宇(らう)

えっ!?あっ、はい!

洸希(こうき)

そんなにガチガチにならなくても大丈夫だぞ。先生は優しいからな。

先生はそう言って、僕に微笑む。その笑顔は、とても綺麗だった。

羅宇(らう)

(優しいな...)

洸希(こうき)

そういえば、お前の名前って何だ?

羅宇(らう)

鶴田羅宇です...

洸希(こうき)

へぇ、珍しい名前だな。

羅宇(らう)

そうですかね…

洸希(こうき)

ああ、男で羅宇って名前は珍しいと思うぞ。

羅宇(らう)

へぇ...

洸希(こうき)

あっ、そろそろ帰らないと、親が心配するぞ?

羅宇(らう)

あっ、そうですね!さようなら!

洸希(こうき)

さようなら。

それからと言うものの、僕は先生と沢山話すようになった。

好きなキャラクターや苦手な食べ物、好きなゲームなど、僕は先生に沢山質問した。

先生は、いつも僕に優しくしてくれた。

僕気づいたら、高校3年生になっていた。

卒業が近づいてくる。

だから僕は決めたんだ。

先生に告白すると

羅宇(らう)

先生が今までずっと好きでした...

羅宇(らう)

付き合ってください...!

俺は、彼から向けられた好意に今までずっと気づいていた。

話す時に毎回顔が赤くなってしまったり、わざわざ赤いヘアピンを身につけたりと、彼の俺に向けた好意はバレバレなものだった。

俺は...思い出してしまったんだ...

愛衣(あい)

洸希君が今までずっと好きでした...

愛衣(あい)

付き合ってください...!

俺は高校2年生の春、初めて彼女ができた。

愛衣は、とても優しくて、可愛い彼女だった。

俺は彼女と毎日一緒に帰ったり、休日ではデートをしたりした。

でも...高校3年生の春に関係は終わった。

愛衣(あい)

洸君!来てくれてありがとう!

洸希(こうき)

ああ、そちらこそ、誘ってくれてありがとな

洸希(こうき)

ああ、そちらこそ、誘ってくれてありがとな。

俺はその日、彼女の家に来ていた。

俺は一緒に勉強したり、一緒におやつを食べたりしてくつろいでいた。

洸希(こうき)

ごめん、俺ちょっとトイレ行ってくるな

愛衣(あい)

分かった。

数分後、俺は彼女の部屋に戻った。

すると、彼女の様子は違っていた。

愛衣(あい)

これ...何...?

彼女が差し出してきたのは、俺のスマホだった。

その画面には、俺の後輩の連絡先が写っていた。

洸希(こうき)

それが...どうしたんだ...?

愛衣(あい)

私以外の人とはもう連絡しないで...

洸希(こうき)

へ...?

洸希(こうき)

おい...今までそんな事言わなかっただろ...?

愛衣(あい)

...

愛衣(あい)

私は...洸君じゃないとダメなの...

愛衣(あい)

洸君は私だけのものなの!!

彼女はそう叫ぶと、俺にナイフを向けてきた。

洸希(こうき)

おい!愛衣!!

俺は彼女に声をかけるが、聞こうとしない。

洸希(こうき)

(逃げるしかない!!)

俺は彼女の家を飛び出した。

洸希(こうき)

はぁ...はぁ...

彼女はもう追いかけて来ないようだ。

洸希(こうき)

とりあえず...交番行かないと...

俺は交番まで歩いた。

結果、彼女は捕まった。

俺は、怖くて仕方がなかった。まさか彼女があんな子だったなんて...

羅宇(らう)

...せい...

羅宇(らう)

先生、大丈夫ですか?

洸希(こうき)

あぁ...大丈夫だ...

羅宇(らう)

お返事は...?

先生が今までずっと好きでした...

洸希君が今までずっと好きでした...

洸希(こうき)

...似てるな...

羅宇(らう)

え?

洸希(こうき)

いや、なんでもない

洸希(こうき)

(どうすりゃいいんだ...?)

あまがえる

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

あまがえる

羅宇君の告白を、洸希先生はどうしたのかは、読んでくださった方々の想像にお任せします。

あまがえる

それについて、コメントで教えて下さると、とても嬉しいです。

あまがえる

初めての作品でした。

あまがえる

書くのが意外と難しかったです。

あまがえる

おまけに、僕が描いた絵を載せます。

あまがえる

今回の物語とは、一切関係ありません。

あまがえる

では、さようなら

この作品はいかがでしたか?

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