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古森と佐久早

第1話 - 古森と佐久早

2020年06月14日

#ハイキュー!!

#古森元也

#佐久早聖臣

#ハイキュー!!bl

#古佐久

しとろん。

佐久早聖臣

元也、お前また俺の家に忘れ物してたぞ

古森元也

ありゃそうだった？

古森元也

ごめん、明日の部活で渡してもらってもいい？

佐久早聖臣

そのつもり。今からお前の家行くなんて嫌だ。

古森元也

はいはい、じゃあおやすみ

佐久早聖臣

おやすみ

俺は古森元也。 LINEしてたのは幼馴染の佐久早聖臣。俺は今、すごく悩んでいる。なぜなら、こいつのことが好きだからだ。もちろん、チームメイトとしてもある。でも、恋愛的な意味でも好きなんだよな...

でも、俺こいつといとこなんだよな。恋人になんか、なれる訳ないよな。てかそもそも男だし？

考えるだけ無駄か... 今日はもう寝よう。

古森母

あら元也おはよう

古森元也

母さんおはよう

古森母

今日はちょっと遅いけど大丈夫？

古森元也

うん、何とか間に合うと思うよ。

古森母

ならいいけど...急いで事故に合わないでね？

古森元也

大丈夫だって！

古森母

そう...行ってらっしゃい！

古森元也

行ってきます！

本当はまだ少し眠い。でも、朝練に行かなきゃ。そういや俺、聖臣の家に何忘れたんだろ...

佐久早聖臣

元也、おはよう

古森元也

聖臣おはよう〜

佐久早聖臣

これ...なんで忘れんのか理解できないんだけど？

古森元也

あ！バレーシューズ！

佐久早聖臣

え...もしかして何忘れたかも忘れてたの？

古森元也

そんな事ないよ？ありがとう！

佐久早聖臣

別に...

だめだ。佐久早聖臣のことを見てると、頭がふわふわして...

佐久早聖臣

そういや、クマすごいぞ。
寝不足か？

古森元也

え？あ〜...そうかも

佐久早聖臣

不健康なのはよくないぞ。
ちゃんと寝なきゃ...

古森元也

うん、気をつける。

　頭がボケっとするのは寝不足のせい？いや、違うはず...

佐久早聖臣

ゃ...とや...もとや！

古森元也

え？あ、うん...どうした？

佐久早聖臣

体調悪いのか？

古森元也

そんな事ないけど、どうして？

佐久早聖臣

さっきから俺が呼んでも反応しないしボケっとしてるし...

古森元也

あぁ...そうかも...

佐久早聖臣

部活、無理するなよ。

古森元也

無理なんてしないよ！

佐久早聖臣

そうか...

　自分じゃ気づいてなかったけど、相当ボケっとしていたらしい。こんなんじゃダメだな... あれ、なんか、足元が、ふらふら、して...

佐久早聖臣

元也！

古森元也

...え？

気がついたら俺は、道路の真ん中を歩いていた。

古森元也

頭が、痛い...

古森元也

ここは...

佐久早聖臣

やっと目を覚ましたか。

古森元也

あれ、聖臣...なんでいるの？

佐久早聖臣

お前が車の前に飛び出したりなんかするからだろ。

古森元也

あぁ、そうだったな...

佐久早聖臣

悩み事でもあるのか？

古森元也

え、どうして...

佐久早聖臣

最近元気無いし、おばさんからも様子が変だって聞いた。

古森元也

別、に...なんとも...

佐久早聖臣

なんともないじゃないだろ！？

古森元也

え...？

佐久早聖臣

なんとも無かったら、お前は体調管理を怠らないだろうが！

古森元也

あ...うん、そう、だね

佐久早聖臣

それに...っ、！

古森元也

それに？

佐久早聖臣

泣きながら、俺の名前呼ばないだろ。

古森元也

え、えぇ!?

佐久早聖臣

事故にあって、処置が終わってからほぼずっと俺の名前呼んでたぞ。

古森元也

そ、れは...

何それぇぇえ!? 恥ずかしすぎるんですけど... 絶対、引かれるよな...

佐久早聖臣

ずっと、言おうか悩んでたんだけどな。

古森元也

？

佐久早聖臣

俺はお前が好きだ。

古森元也

うん.....え？

佐久早聖臣

2回は言わない。お前、は？

少し震えてる？聖臣も、緊張とかするんだ...

古森元也

本音を言っても、迷惑じゃない？

佐久早聖臣

事故にあった時点で迷惑だ。

古森元也

そりゃそっか...

古森元也

.....俺も好きだよ。

古森元也

従兄弟だし、男同士だし、おかしいよな...

佐久早聖臣

俺の事煽ってる？

古森元也

え？

佐久早聖臣

それは俺も一緒だろ。

佐久早聖臣

俺も従兄弟の、しかも男のことを好きになったんだけど？

古森元也

そう...だね、ふふふ

佐久早聖臣

何笑ってる

古森元也

いや、悩んでたのバカみたいだなって

佐久早聖臣

男同士の時点で日本じゃ変な目で見られるんだ。従兄弟とか関係ないよ。

古森元也

そうだよね。あ〜もう、ほんと無駄な悩み事すぎたな...

佐久早聖臣

そうだ。早く怪我治してまたレシーブ練付き合え。

古森元也

まだ治ってない人にそれ言うのね...

古森元也

まぁ、聖臣らしいけど。

古森元也

わかったよ。
早く治して早く練習戻る。

佐久早聖臣

別に、チームのレシーブ力以外にも、好きなやつが、怪我したら不安になるだろ...

古森元也

なんか、言った？

佐久早聖臣

何も言ってない。

古森元也

うん、聞こえてたけどね。

佐久早聖臣

聞こえてるならそう言うはったりやめろ...

古森元也

まぁ、俺が悪いから、早くよくなるよ。

古森元也

俺のことが好きでたまらなくて心配してくれてるようだし？

佐久早聖臣

そこまで言ってない...

佐久早聖臣

でも、早くよくなれよ。

古森元也

うん。

古森元也

そういや、部活は？

佐久早聖臣

休むって連絡してある。

佐久早聖臣

めっちゃ驚かれたけど。

古森元也

そりゃ聖臣が休むなんて明日隕石でも落ちてくるのかと思うよ。

佐久早聖臣

うるさい、お前が当事者だからな。

古森元也

はいはい、そうですね...

とりあえず、これで... ん？

古森元也

なぁ

佐久早聖臣

なんだ

古森元也

これって...俺ら付き合ったことになるのかな？

佐久早聖臣

まぁ、そうだろうな

古森元也

聖臣、

佐久早聖臣

なんだ？急に改まっ...

重たい体を動かして、何とか聖臣にキスをした。

聖臣はどこか嬉しいような、恥ずかしいような顔をしていて... それがどこか可愛くて。

佐久早聖臣

ほんと、そういうのずるい。

古森元也

ごめんね？

古森元也

これから、よろしくな。

佐久早聖臣

当たり前だ。

これからは思ったことを言えるよう、何も隠さず生きていく。周りの目なんて関係ない。ただこいつと、一緒にいられたら。それでいい。

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うぇーーーーーーーーーーーーーーいやった、やばいちょー好き

しとろん。

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