蘭
春
香 水
死ネタ⚠
春
ん、お前いい匂いする
蘭
ほんと〜?
春
おう
蘭
なんだろ、香水かな。
春
どこの使ってんの
蘭
ん〜?これ。
春
ふ〜ん、俺が…同じ匂いだったら嫌、?
蘭
嫌なわけ無いじゃん!?
蘭
むしろ嬉しいんだけど〜♡
春
そ、…
蘭
急に冷たくなんじゃん。
春
俺帰るわ。
蘭
え待って、俺も
俺は春千夜に想いを寄せていた。
春千夜も同じ想いなんじゃないかって
思うときもあった。
翌日
春
おい、灰谷
蘭
ん、おはよ〜、…って
蘭
香水俺とおそろじゃん♡
春
、わりぃかよ
蘭
いや、まじ嬉しいよ
春
そうかよッ…/
蘭
かーわい♡
春
ふわぁ〜…
春
んで、話ってなんだ?
それから月日が経って
春千夜への想いも強くなっていった。
だから今日、告白することにした。
どんな結果になっても、後悔はしない。
蘭
俺、春千夜が好き。
蘭
恋愛的な意味で。
春
へッ…/
蘭
だから、俺と付き合ってほしい。
春
え、あ、…
蘭
ごめん、気持ち悪いか、笑
春
いや、俺も…その、
春
お前のこと、好き…/
蘭
え!?
春
だから、付き合いたい。
蘭
え、まじで?
春
おう。
蘭
じゃあ、改めて
蘭
俺と付き合ってください。
春
はいッ…!
それから、幸せは長く続かなかった。
俺達2人は神様に引き離されんだ。
春千夜が死んだ。
蘭
はぁ…。
葬式は終わって、春千夜は本当にこの世からいなくなってしまった。
会いたい、春千夜に会いたい。
ただずっと、そう思っている。
春千夜の笑顔
照れると顔が赤くなるところ
たまに素直になるところ。
全部大好きなんだ。
蘭
、…ポロッ
春千夜のことをことを考えると涙が溢れてくる。
蘭
うぁッ…ポロポロ
春千夜とお揃いの香水の匂い。
その匂いは好きだった。
けれど今その香水は、俺を苦しめるもので。
部屋に微かに匂う
香水の匂いは、
とても切なかった。