すたーと 👏🏻
こいつ、あったけぇー
毎朝ちょっと寒くて目が覚める俺にとってみたら、今朝は最高に心地良い。
俺と違って筋肉質じゃない蒼は抱き枕としての機能も抜群だし、おまけにいい匂いまでする。同じ飯食って生活してるはずなんだけどなぁ。
水色の柔らかい髪に顔を埋める。 呼吸をする度俺の息が耳を掠めるらしく、起きかけの蒼がくしゃっと笑う。
蒼
桃
蒼
結局行為が終わって、シーツ取り替えたりなんだりで寝たのは3時過ぎ。間にガッツリ昼寝したとはいえトータル何時間もヤってりゃ体はだりぃ。
桃
蒼
桃
蒼
のそのそベッドから出て支度をする。
リビングには美味そうな匂いとパクパク朝飯を食う赤がいた。
赤
蒼
赤
桃
赤
桃
そう、赤はまだ義務教育の中学三年。
絶賛受験生なのにこいつは毎日寝てるかアニメ観るか、彼氏の家であんなことやこんなことしてるか、ほんとろくでもねぇ
桃
赤
蒼
赤
桃
蒼
赤
ちなみに俺は高校二年、蒼は一年だ。 親が再婚したのは約一年前、ちょうど蒼が高校に合格したあたりだったな。
春になって、同じ部活になって。 最初は兄弟だってことすら隠してたくらいのに、いつの間にか意識するようになって好きになって。 俺の方が先に止められなくなってた。
桃
蒼
バスと徒歩で片道30分。 大抵着く頃には廊下は人で溢れかえっている。
蒼
桃
まだ時間あるよな?
背景なかったです👎🏻👎🏻👎🏻
用を足そうとする蒼を無理やり個室へ押し込む。
蒼
桃
両手を壁に押し付け唇を奪う。 朝とは思えぬ程、深く激しく舌を絡める。 蒼もそんな俺に応えてくるもんだから、嬉しくなってチュッチュッと舌を吸う。
蒼
桃
蒼
口の端から糸が伝い、それでもお互い求めて離れない。 やば、止まんねぇ。 右足で蒼のモノをグリッと押し上げる。
蒼
桃
蒼
やめればいい。 そんな単純な答えが出せないくらい俺は蒼が──
紫
?!< 桃青
え、紫ーくん?! なんで俺がここにいるってわかったんだ?!
紫
ビックリと共にお楽しみのところを邪魔され、少しムスッとして扉を開ける。そんな俺の表情を見て呆れたように笑う紫ーくんは同じクラスの所謂親友ってヤツ。
紫
蒼
紫
蒼
桃
いや、そこは俺が悪いかw 紫ーくんに促され、しぶしぶ教室へと向かう。
蒼も友達の橙が探してたようで楽しそうに去っていった。はぁ、なんで俺一年じゃねぇんだろ
紫
桃
紫
そう、紫ーくんは橙に恋をしている。 でもそれは一方通行で橙には好きなヤツがいる。
相手は最悪なことに蒼。 そのことを蒼は知らないし、蒼も俺がいる事を橙には伝えていない。
だからこそ余計に俺は心配になって執拗に蒼を求める。蒼が他の誰かに抱かれる姿なんて想像しただけで吐きそうだ
紫
桃
紫ーくんが俺達の事を応援するのは8割自分の為だ。 残りは友達としてだよって笑うけど、2割って冬物大セールの割引率より少ねぇじゃねぇかw でもま…
桃
紫
恋愛協定。
そう、俺達は「自分の恋」の為に今日も友を応援する。
♡↑150 👋🏻👋🏻
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続き待ってます