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ぬし

あー
注意!!

ぬし

これは文ストの2次創作であり、原作とは何ら関係のない自己満足で書いた作品です

ぬし

今回のは大丈夫ですが2話以降になると刺激的な描写()が多くなるのでご了承できる方のみ閲覧して頂けると嬉しいです

ぬし

なお、初投稿でグダグダ&
文字多いので注意!

ぬし

ではGo!

人気のない夜道がどこかしんみりとした空気を放っている

コツ…コツ…と夜の街に沈む音は誰のものか。

赤にチカチカと点滅する踏み切りを横目に_2人の男が何かを話していた

太宰

うげ、中也じゃん…

中也

……ンで手前が此んな処に居るんだよ

太宰

?嗚呼、成程?
……うーん、厭だなぁ
勘違いしないで呉れ給え。

冬明けのしんみりとした空気は肌寒い

ばったりと2人が出会ってから既に2分程の時間が経過していた。

気温のせいか、それとも彼に出会ってしまったからなのか。…それとも両方か。

不機嫌になり、そう吐き捨てる帽子の男…言葉を聞き何を察したのか太宰は「ふぅ、」とため息をつきながら続けた。

太宰

私は只、此処へは踏み切りへ飛び込み自●を図りに来ただけであって

太宰

別に
中也に会いに来た訳じゃないんだけど??

踏み切りの警告音はけたたましく鳴り響き、遠くからは警笛の音が長く、そしてゆっくりと聴こえてくる

緊迫した空気、ぴりぴりと交わる視線。

一つ言うならば…これは本当に "偶然"の出会いだった。

太宰

って云うか其方こそ私に会いに来たんじゃないの?

はぁ??と何時にも増して機嫌の悪い中也に太宰が続ける

太宰

私、別に男と心中する趣味はないし、其れが中也となれば本気で御免被りたい所なのだけれど。

中也

俺だって手前となんかこっちから願い下げだ!!

太宰

ホントかなぁ?

中也

(クソ、任務帰りで只でさえ疲れてんのにコイツの相手となると2倍疲れんな…)

中也

手前の戯れ言に付き合ってる暇は無ぇ…
自●なんて一人で勝手にしてろ!

太宰

ハイハイご機嫌ナナメで可哀想でちゅね~バイバイ中也くん!
もう遅い時間だから気を付けておかえり~👋

中也

手前ッ…!!💢

_オオオン。

踏み切りに差し掛かった電車が警笛を鳴らした

過ぎ去る車両には彼、太宰の服を鷲掴みにし乍ら怒りを露にする中也の姿が…まるで鏡のように映し出されている

太宰

あーあ…中也が突っ掛かってくるせいで電車行ってしまったじゃないか

太宰

一体如何して呉れるんだか

中也

あ?自業自得だろ。
勝手に突っ掛かって、勝手に電車に間に合わなかったのを人のせいにすんな!

太宰

判ってないなぁ…
只でさえ身長低いのに頭も莫迦なんて
本当に救えない

中也

身長は今関係ねぇだろ!

太宰

折角人気のない穴場を見つけたというのに…全く、中也に会うと本当に録な事にならない

__「はぁ、又新しい場所を見つけてこないと。」

冗談交じりに手振りをする太宰を中也は、内心、めんどくさいと思いながら横目に流す

太宰

心中候補の美女でも捜してもらわないと気が済みそうにないよ…ハァ

中也

俺には手前が死にたがる理由は昔っから判らねぇが、ナヨナヨしてる奴は嫌いだ

太宰

理由?そりゃあ人生が愉しくないからかな

中也

じゃあ人生が愉しけりゃ自●は考えねぇって事か?

太宰

中也ってホント物判り悪いんだね…

中也

余計なお世話だ!

中也

……だが何となく判ったぜ

やがて音すっかり止み、遮断機が元の位置に上がっていく様子を確認した上で 中也は歩みを進めた

太宰

あっ帰るの??
私に会ったからといってやけ酒とかやめてよね?

中也

違ぇよ!ついてこいって云ってンだよ!!
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