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死ぬほど感動しました~!! …なんか、語彙力なくて言葉にできないですけどとりあえず、めっちゃ好きです(?)
めっちゃ感動しました...やばいですね😭感動系かく天才か何かですか?フォロー失礼します🙇♀️🙏
読んでたらいつの間にか視界がぼやけてきました....泣いたの4年ぶりかもです。神作ありがとうございます。
「完璧な_」 🤪×🐇
あらすじ いつも完璧な兄。勉強も家事も全て。 しかし、完璧な兄には理由があり…
S
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注意 兄弟・喧嘩あり
日も短くなり、ハロウィンも近づいてきた10月の前半。
今日も、僕は勉強をしていた。
ガチャッ
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俺は、兄が嫌い。
全部が完璧だったから
今日も、兄に無視をする
S
I
バタンッ
静かに戸が閉まる音がした
S
今日は、兄のテスト返却
この日が1番大っ嫌いだ。
ガチャッ
I
S
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僕が反応してくれたのが、嬉しかったのだろう。
まろは、笑顔で部屋を出ていった。
静かに席に座る
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S
S
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笑顔で僕を見てくる。
はっきり言って、うざい。
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I
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毎回毎回、聞いてくんのしつこいんだけど
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1番、嫌な質問。
こんなん答えたって、まろには絶対勝てへんし
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S
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まろが泣きそうな顔をしている。
相当、やばいこと言ったんやな
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I
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今にも泣きそうな声。
そんな、優しい声に僕は弱い。
S
S
I
そう言って、立ち上がった瞬間、ゴミ箱に目が行った。
S
中には100と、書かれた紙が5枚
S
だから嫌いやねん
チャポンッ
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一気に疲れが取れていく
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初兎と2人暮らしを始めて約5年
この5年で、初兎は変わった。
正確には、お母さんが死んでから。
お母さんが死ぬ前日、俺は言われた。
お母さん
I
お母さん
I
この言葉を言われたのは11歳の頃
初兎は、9歳だった。
S
この頃の初兎は、好奇心旺盛で、何にでも興味を持った。
お母さん
お母さん
I
あんなこと、起きなければ良かったのに
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俺は初兎の好きなように生きさせてきた。お母さんとの約束を守るために
ガチャッ
S
I
S
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結局、男二人で風呂に入ることになった。
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S
明らかに不機嫌なのが自分でも伝わってくる
I
S
急に触ってくるまろ。
I
心配そうに見つめてくる。
S
I
そう言うと、まろは手をどかした
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悲しそうな顔をする
S
嫌いな奴に勝手に体なんて触られたくないし
I
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S
俺に背を向けている初兎
その背中には骨が浮き出ていて、見るからにやせ細っていた
I
S
明らかに不機嫌そうな声
下手に関わるのもやめた方がいいと言っているかのようだった
I
S
母さんという言葉に反応したのか、初兎が、動いた
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I
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S
動かない背中
だけど、その背中には悲しみを表しているかのような気がした。
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S
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I
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I
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初兎は静かに椅子に座った
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I
優しく背中を洗ってくれるまろ。
その優しさはどこか懐かしくて、心地よかった。
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S
静かに手を差し出す。
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S
まろは、俺の体を綺麗に洗ってくれた
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ぼーっとしていると、下半身を洗わされようとしていた。
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結局、髪を乾かすところまでまろにやらせた
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S
I
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また悲しそうな声
I
S
終わる頃には、俺の目からは涙が出ていた。
I
見つめてくるまろの目はなにかに似ていて、余計涙がこぼれ落ちた
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I
S
そう言われて、返す言葉も見つからず、俺は部屋に戻った。
はずなのに
数時間後
俺がいるのはまろの部屋だった。
I
S
S
照れくさくなり、下を向く。
I
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色んな物が散らかった、まろのベッド
俺を優先して、自分を後回しにしてたんかな……
S
I
ぎゅってしながら、背中をさするまろ
その手もどこか懐かしかった
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I
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I
S
お母さんと一緒やもん
I
S
完璧な兄ちゃんやな…w
I
まろの目からは涙が出ていた。 気づくと、俺も泣いてた。
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S
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S
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S
S
S
幸せやで
I
S
I
まろの涙を拭いてあげる。
I
I
S
I
S
I
S
I
S
S
いつの間にか寝息を立てている初兎
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S
寝返りを打とうとしたのか体を動かし始めた。
S
手を俺の背中にまわす。
S
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I
I
完璧やな…w
ℯ𝓃𝒹