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''ゲイでしょ''
その言葉を聞いて 一気に胸の鼓動が速くなる
湊
上手く誤魔化さなきゃ それしか脳にない
琉翔
湊
琉翔
湊
琉翔
琉翔
体の底から湧くような熱と 表面から出る焦りの汗が 余計俺の感情を揺さぶる
湊
琉翔
琉翔
湊
時計はすでに 8 時15 分をまわっていた
湊
まあいつも通りギリギリ遅刻せず済むだろう そう思っていた
???
湊
湊
サラサラな髪、恐らくノーセット
透き通った白い肌に踊る髪の黒が
言葉で表せないほど美しい
長いけど主張の少ない睫毛
色素が薄くやわらかい瞳
縦じわのない血色感のある唇
文句のつけようのない顔だ
凌空
校章…俺と同じ学校だ
湊
凌空
ニコッと笑いかけてくれたその笑顔
今でも忘れない
俺はこの日初めて
きっと
恋をした
凌空
湊
湊
凌空
湊
凌空
湊
凌空
湊
凌空
湊
凌空
湊
なんだろうこの安心感 初めて話すのに 今まであってきたどの人よりも 一緒にいるのが楽しい
凌空
湊
凌空
湊
凌空
この時はまだ 凌空に恋してるって自分でも気付けなかった
日にちが経つにつれ 色んな感情が湧くようになった
湊
凌空
湊
凌空
『もっと知りたい』
凌空
湊
凌空
湊
凌空
凌空
湊
凌空
『ずっと一緒に居たい』
湊
凌空
湊
凌空
凌空
凌空
湊
凌空
『楽しい』
湊
凌空
湊
凌空
凌空
湊
『嫉妬』
先生
クラスメイト
クラスメイト
結局他の奴らかよ…
湊
凌空
湊
凌空
湊
凌空
『自分を選んでくれた』
湊
凌空
湊
凌空
凌空
湊
凌空
湊
凌空
凌空
湊
凌空
湊
凌空
湊
凌空
湊
湊
凌空
湊
凌空
唇と唇が触れ合った
「好きです、付き合ってください」
その言葉に はい 以外の返事があるのだろうか
俺と凌空とはその日から恋人になった
凌空と付き合ったのは10月9日
もう嬉しくて嬉しくて
付き合って数週間ずっと浮かれていた
だけどそれは一瞬だった
???
???
???
???
???
???
???
???
???
湊
凌空
凌空
湊
湊
凌空
凌空
凌空
凌空
湊
凌空
湊
湊がいるから乗り越えれていた
その時間も
また短いものだった
凌空
湊
凌空
湊
凌空
凌空
湊
凌空
凌空
凌空
湊
凌空
湊
湊
湊
凌空
湊
凌空
この時に会話をおわらせておけば良かったんだ
湊
凌空
湊
なんでこんなこと言ったんだろ
凌空
湊
凌空
やばい口調変わった
凌空
湊
凌空
凌空
湊
湊
湊
あれ以来凌空からの連絡は一切なかった
別れの言葉もなかった
何もかも失ったような残りの学校生活を
独りで過ごした
後悔だけが残って
何も考えずに行動した自分が憎くて
情けなくて
''そんだけの気持ちかよ''
って言われたのが
悔しくて
湊
琉翔
琉翔
湊
湊
勢いで拳を琉翔の顔にぶつけてしまった
琉翔
湊
先生
先生
湊
琉翔
先生
琉翔
先生
俺がこの学校に来たのも
女の子と遊ぼうとか浅はかな考えを持ったのも
彼奴を忘れようっていうためだけの目的だったんだ
全部自分が原因なのに
独りで悩んで
俺は一体何してるんだろ