○○
いいなぁー!!私も勝己みたいな強い個性がいいなぁ!!
かつき
○○は俺と同じ個性でも俺には一生勝てねぇーよ!
「あなたは無個性です」
○○
……ぇ
これは無個性の私がヒーローになるまでの物語です。
爆豪○○ 爆豪の双子の妹 髪、目の色は共に一緒 個性 無個性
BON!!
いずく
うわぁ!
○○
ちょ!かつき危ないから!!
かつき
うるせぇ!まだ個性もでてねぇでくの坊が!
かつき
俺の前に立つな!
○○
私だっていつかはでるもん!
かつき
それでも俺には勝てねぇけどな!
大笑いしながら公園を後にする兄と砂だらけで倒れてるデク
服に着いた砂をはたいてデクに手を伸ばす
○○
デク大丈夫?
いずく
ありがとう…○○ちゃん
○○
まったく…
○○
かつきのやつ調子のりやがって…ムカつくぅ!!!
いずく
ごめんね、○○ちゃんにも怪我させちゃって…
よく見ると頬にピリッと痛みが走った
火傷でもしたのだろう
○○
全然大丈夫!だって私強いヒーローになるんだもん!
○○
ばかつきに負けてたまるか!
いずく
僕もいつかオールマイトみたいなかっこいいヒーローになる!
○○
そうだそうだ!大きくなったらかつきを泣かしてやるぞこらぁぁぁぁぁ!!!!!!
いずく
ぉ、おうー!
しかし私の個性はいつまでも発現しない
母は私と勝己を連れて病院に行った
そして
私の夢を崩された
「無個性ですね」
○○
……ぇ
私の中で何かが崩れていく音がした
まるで完成されたパズルのピースが重力にあやかり真っ逆さまにバラバラに落ちていくように
お母さん
そんな気をおとすことないよ!
○○
うん…ありがとうお母さん
部屋に入りパソコンを付けると目の前にはオールマイトが傷ついた人たちを助けるワンシーン
ポタポタ
○○
…っ…かっこいい…ヒーローに…グスッ
○○
…グスッ…っなんで…無個性なの…っグスッ
諦めたくない
私だって…
○○
…っヒーローに…!!







