こいつの四肢を喰うと、なぜか激しい頭痛に襲われた
そして、頭痛がする度に何か 『大切な気がする記憶』 が蘇り、頭痛が治まると、すぐに忘れてしまう。
その悪循環。
そして.......
その女の息の根が止まると同時に、全てを思い出した。
凛
.....え?俺...何して...
自然と、涙が流れ出す。
龍
.....
凛
なあ、龍....起きてくれよ....なあ‼️
龍
.....
何度声をかけても起きない。
死んでしまっているのだから当たり前だ。
頭では理解していても、感情では認められない。
凛
う,,,,ウ"ゥ",,,,
泣きながらも、俺は喰うのをやめなかった。
やめられなかった。
そして、ついに喰いきってしまった。
凛
ぁ....ぁあ...
コントロールのしようがないほどの焦燥感に刈られた。
凛
何で....何で龍が死んだんだ...?
??
それは、お前が殺したからだよ。
誰も答えるはずのない俺の呟きに、答える者がいた
だが、それに気づかずに...
いや、
藁にもすがる思いで、その声に質問を投げ掛け続けた。
独り言のようにして。
凛
何で龍なんだよ...
凛
立場が逆だったらよかったのに...死ぬなら俺が死ぬべきだっただろ,,,,
??
それはお前が吸血鬼だから。忌み子だから。あの娘に思いを寄せていたから。
凛
...やっぱり、恋仲になったのが悪かったのか?吸血鬼には、生理的欲求を持つことすら...自由意思を持つことすら許されないのか?
??
あぁ。そうだよ。
凛
そっか...やっぱり神なんて大嫌いだ。俺はただ..龍と幸せになって、平和に暮らしたかっただけなのに...
??
なら、お前の肉体に俺を宿してみないか?
凛
....は?
俺の肉体にあいつを宿す?
何言ってんだ?
凛
どういうことだ?
暁闇
我の名は暁闇。悪魔だ。我は言葉を話すことができないからな。今も前も、[思念伝達]で話しかけている。
凛
前?
暁闇
ああ、お前が[世界の言葉]だと思っていたものは全て、我からの[思念伝達]だったんだよ
凛
そっか。で、用件は?
暁闇
お前は人間が憎いのだろう?ならば、我と契約を結べ。
暁闇
お前は吸血鬼といえども、なぜ人間じゃねえのかが不思議なレベルで人間の血が濃いからな。寿命という制約があるんだろ?だから、我を肉体に宿し、遣いこなしてみせよ。そうすれば、我も最大限の協力を約束しよう。
凛
...お前のメリットは?その言い方では、俺に宿るとお前は自由意思のないただのスキルのような存在になると、そういっているように聞こえるが?
暁闇
別に自由意思がなくなる訳じゃねえぜ?無理矢理体の主導権を奪い取ることもできなくもないし。
暁闇
それでメリットだが、我は単純に吸血鬼の肉体構造を知りたいんだよ。
凛
ふうん...まぁいいや。その案乗った
暁闇
よし乗った❗んじゃさっそく...
凛
その前にひとついいか?
暁闇
ん?
凛
...俺のこの感情が収まるまで、俺の体の主導権を預ける。俺の体で人間の国を滅ぼしてくれ。
暁闇
ふうん?責任、業から逃げるんだ?
凛
あぁ。
暁闇
....わかった❗✨
そこから先の記憶ははい。






