テラーノベル
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今宵は、酷く静かだった。
バーの窓辺に腰掛けたムルは、空に浮かぶ月を眺めながら笑っていた
ムル・ハート
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
シャイロックは答えなかった。
ムルは時折、月について妙なことを言うのを知っている
けれど、今夜の彼はどこか違った
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
ムルは笑った
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
シャイロックはグラスを傾ける。
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
その言葉を聞いたムルは少しだけ目を細めた
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
冗談のように笑うシャイロックの瞳は
ムルや月、バーの照明の何も写さなかった。
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
ムルはどこか、安心したように笑う。
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
静寂の夜。月が二人を照らしている。
やがて夜が深くなっても、二人は窓辺を離れなかった。
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
シャイロック・ベネット
ムル・ハート
ムルは隣にいるシャイロックを眺めた。
ムル・ハート
シャイロックは少しだけ目を細めた。
シャイロック・ベネット
月がゆっくり西の空へ落ちていく。
二人は最後までその光を眺めていた。
コメント
1件
静かで美しい夜の会話、すごく好きです。月を見ながら交わす「ずっと待つ」っていう約束、甘くて胸がぎゅっとなるのに、シャイロックの瞳が何も写さない描写で一気にダークな伏線を感じました。ムルの「この夜を」って言葉が、すごく切なくて。永遠を閉じ込めたような第1話、続きが気になりすぎます🌙