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主
主
主
主
ある日のこと
チック
タック
チック
タック
キキ
ココ
ビガジュウ
ペペ
キキ
ココ
ビガジュウ
ペペ
いつもなら
チック
チックはしゃがんでタックの頭を撫でる
タック
こんな感じでチックが折れて謝るのだが
ビガジュウ
ココ
ペペ
キキ
チック
チック
チック
タックは一瞬ビクッとしたがそれでも引かない
タック
タック
タック
チック
チック
タック
タック
いつの間にかタックの目には涙が浮かんでいた
チック
キキ
ココ
ビガジュウ
ペペ
チック
タック
チック
タック
チックはタックを見下ろした
チック
タック
2人は同時に背を向けた
キキ達はチックとタックに声をかけようとしたが2人とも振り向かない
ビガジュウ
ココ
ココ
キキ
ペペ
ペペ
その日、2匹の兄弟は一度も顔を合わせなかった。
夜
ビガジュウは何となく目が覚めた
二度寝しようと体の向きを変えると
ビガジュウ
いつも隣で寝ているはずのチックがいない
体を起こして辺りを見渡すがチックらしい影はない
ビガジュウ
ビガジュウ
みんなを起こさないように慎重に寝床から去る
ビガジュウ
岩場、フェンス、水場と色々探すが見当たらない
ビガジュウ
ビガジュウ
そう思ったその時
ビガジュウ
エリアの端
寝床から1番遠く一番手が届かないところにチックは座っていた
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
チックの方へゆっくり近づく
チック
ビガジュウ
チックは何も言わない
ビガジュウ
チック
チック
ビガジュウは何も言わなかった
数秒の沈黙の後
ビガジュウ
ビガジュウ
ワザとらしい言い方だった
ビガジュウ
ビガジュウはチックの足の間に座る
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
チック
言い方は冷たいが、チックの両腕はビガジュウを抱きしめていた
ビガジュウはその感触に気づいてクスッと笑う
ビガジュウ
ビガジュウ
チックは何も言わない
だが抱きしめる力は強まった
ビガジュウは振り向かず、空を見上げたまま言った
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
すぐに返事はなかった
しばらくしてくぐもった声が聞こえた
チック
チック
チック
ビガジュウ
チック
チック
チック
チック
チック
チック
チック
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
チック
チック
チック
チック
チック
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
チック
しばらくしてビガジュウは軽く笑った
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
チックは言葉を続けようとして
不意に息を詰まらせた
チック
ビガジュウの背中にぐっと額を押し付ける
ビガジュウ
ビガジュウは振り返らない
ただ背中越しに伝わってくるものに気づく
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウはやっぱり振り返らない
ないにも言わず、そっと手を伸ばしチックの頭に手を置く
チックの髪を一定のリズムで撫でる
ビガジュウ
ビガジュウ
たったの一言
だが、チックの心を癒すには十分すぎる言葉だった
チックの素直になれない性格をよく知っている彼は
チックの泣き顔を見られたくない気持ちを十分に理解していた
しばらくして、チックの呼吸が落ち着いてきた
チック
ビガジュウ
チック
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
しばらく考えたあと、パッと表情を変えた
ビガジュウ
ビガジュウ
チックは素直に腕を緩めた
するとビガジュウはクルッと向き直ってその場に座り込む
そして、両手を広げた
ビガジュウ
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
半信半疑のままチックはビガジュウの胸に顔を埋めた
次の瞬間
ビガジュウの手がチックの背中と頭にそっと添えられる
トン、トン、トン、トン
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
チックは顔を埋めたまま小さく言う
チック
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウは今でもトン、トン、トンとリズム良くチックの背中を叩いた
しばらくこの状態が続いたあと
ビガジュウ
ビガジュウ
だがチックの返事はない
ビガジュウ
顔を覗き込むと
ビガジュウ
チック
チックは完全に目を閉じていた
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
体を揺らすが起きる気配が全くない
ビガジュウ
反応なし
ビガジュウ
だが、高身長のチックと低身長のビガジュウでは圧倒的な力の差があった
ビガジュウ
ぐっと力を入れるがビクともしない
ビガジュウ
諦めたビガジュウはチックを壁にもたれさせ
ビガジュウ
ビガジュウ
チックに寄り添うように座る
ビガジュウ
2匹のペンギンは寄り添うように眠った
主
主
主
主
主