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魔王に姫がさらわれ

アシタカ王国のお城は騒然となっていた

町人A

大変だ!

町人A

姫が魔王にさらわれた!

町人B

姫を助けなくちゃ…

町人B

そうしないと、姫が…

町人A

だけど、魔王はめちゃくちゃ強いぞ

町人A

王国の兵士が束になっても勝てないくらいに…

国中が騒然となっている中

勇者と呼ばれる少年が魔王退治に意欲を燃やしていた

勇者(サトシ)

聞いたか、エミル

勇者(サトシ)

姫が魔王につれさられたらしい

癒しの妖精(エミル)

そうみたいだね

癒しの妖精(エミル)

サトシは姫を助けにいくの?

勇者(サトシ)

ちょっとだけ悩んでる

勇者(サトシ)

魔王って、強いだろ?

癒しの妖精(エミル)

だらしない!

癒しの妖精(エミル)

勇者なら迷わず姫を助けるでしょ!

勇者(サトシ)

エミルは癒しの妖精のクセに毒舌だよな

勇者(サトシ)

少しは優しい言葉でオレを癒せ

癒しの妖精(エミル)

嫌だよ

癒しの妖精(エミル)

サトシを甘やかすと、ろくなことがないんだから

勇者(サトシ)

お前はオレの母親か?

癒しの妖精(エミル)

やる気のないサトシにいいことを教えてあげるね

勇者(サトシ)

いいことって、なんだ?

癒しの妖精(エミル)

魔王にさらわれたサリー姫は

癒しの妖精(エミル)

めちゃくちゃかわいいらしいよ

勇者(サトシ)

本当か、エミル!

勇者(サトシ)

姫=かわいいだな!

勇者(サトシ)

よし、オレが魔王を倒してやる!

癒しの妖精(エミル)

姫がかわいいと聞いて急に態度を変えるな、ダメ勇者

癒しの妖精(エミル)

勇者は正義の味方なんだろ?

勇者(サトシ)

そんなにオレをディスるなよ

勇者(サトシ)

エミルはオレの味方だろ?

癒しの妖精(エミル)

まぁ、そうだけど

癒しの妖精(エミル)

サトシを褒めるのは難しいよ…

勇者(サトシ)

癒しの妖精なはずなのに

勇者(サトシ)

少しも癒しを感じないぜ…

癒しの妖精(エミル)

サトシは姫を救いに行くんだろ?

癒しの妖精(エミル)

スケベ心があるからな

勇者(サトシ)

オレを下心の塊みたいに言うな!

癒しの妖精(エミル)

フフフッ

癒しの妖精(エミル)

怒ったサトシはかわいいなぁ

勇者(サトシ)

お前は少しもかわいくないからな

勇者(サトシ)

姫はもちろん助けに行くさ

勇者(サトシ)

でも魔王は強い

勇者(サトシ)

魔王を倒しにいくのは、ちゃんと準備ができた後だ

癒しの妖精(エミル)

サトシにしては考えてるな

癒しの妖精(エミル)

またしょうもない作戦か?

勇者(サトシ)

バカ言えよ

勇者(サトシ)

敵の弱点を知り、その弱点を攻めるのは戦いの王道だ

勇者(サトシ)

勇者っていうのはな、勝利を宿命づけられてるの

癒しの妖精(エミル)

ふ~ん

癒しの妖精(エミル)

カッコいいこと言うんだね

勇者(サトシ)

魔王の城に行くのは二週間後だ

勇者(サトシ)

それまでに最高の作戦を立ててやるぜ!

二週間後、サトシとエミルは魔王を倒して姫を救うために

魔王の城を訪れていた

勇者(サトシ)

なんとか魔王の城にたどり着いたな

勇者(サトシ)

あとは魔王を倒してサリー姫を救うだけだ

魔王(アツシ)

ぐわ、はははははっ!

魔王(アツシ)

我が城に来るとは何者だ!

勇者(サトシ)

オレの名はサトシ!

勇者(サトシ)

お前を倒して姫を救いにきた勇者だ!

魔王(アツシ)

ぐわ、はははははっ!

魔王(アツシ)

バカなヤツよ

魔王(アツシ)

魔王であるこのオレに勝てると思っているのか!

勇者と魔王が言い争いをしているとき

魔王の後ろから色白で美しいサリー姫が現れた

勇者(サトシ)

サリー姫!

勇者(サトシ)

待っていて下さい

勇者(サトシ)

オレが姫を救いますから!

姫(サリー)

ねぇ、アツシ

姫(サリー)

あの人、誰?

魔王(アツシ)

勇者、サトシだって

魔王(アツシ)

オレを倒して姫を救うって言ってたぜ

姫(サリー)

うざっ

姫(サリー)

ああいう正義の味方って、ダサいよね

魔王(アツシ)

サリーは不良が好きだからな

姫(サリー)

ちょい悪の魔王、アツシは最高!

姫(サリー)

魔王って、カッコいいよね

癒しの妖精(エミル)

もしかして、魔王と姫はラブラブ?

癒しの妖精(エミル)

サトシは勇者のクセにフラれるの?

勇者(サトシ)

ひ、姫…

勇者(サトシ)

せっかく助けにきたのに…

魔王(アツシ)

お前さ、帰りなよ

魔王(アツシ)

お前の勇気は認めるからさ

癒しの妖精(エミル)

魔王に慰められる勇者って…

勇者(サトシ)

恋に破れても、勝負には勝つ!

勇者(サトシ)

オレは姫を救い、王様から財宝をもらってやる!

癒しの妖精(エミル)

方針転換しても品性は変えられないのか…

勇者(サトシ)

この日の戦いのために、オレはお前の弱点を探していたのだ!

魔王(アツシ)

ぐわ、はははははっ!

魔王(アツシ)

このオレ様に弱点があるだと?

魔王(アツシ)

おもしろい!

魔王(アツシ)

オレ様を倒してみろ!

勇者(サトシ)

お前の弱点はメンタルだ!

勇者(サトシ)

これでもくらえ!

勇者サトシはそう言うとスマホを取り出し

録音した音声を流し始めた

ヌクミズ先生

アツシ、聞いてるか?

ヌクミズ先生

お前はグレて魔王になったらしいな

ヌクミズ先生

でも、先生はお前の優しさを知っているぞ

ヌクミズ先生

もう人に迷惑をかけるな

ヌクミズ先生

真面目に働け

ヌクミズ先生

以上、担任のヌクミズだ!

魔王はヌクミズ先生の言葉で心に 1000のダメージを受けた

魔王(アツシ)

ぐっ、ぐぬぬぬぬ

魔王(アツシ)

恩師ヌクミズ先生の声を流すとは卑怯な!

勇者(サトシ)

ヌクミズ先生はお前を心配していたぞ

勇者(サトシ)

さぁ、負けを認めて姫を返すんだ!

癒しの妖精(エミル)

勇者のクセになんて卑劣な戦い方なんだ…

癒しの妖精(エミル)

人の弱味につけんで、コスイぞ、サトシ!

魔王(アツシ)

オレは闇の世界を支配している魔王!

魔王(アツシ)

ヌクミズ先生の言葉くらいで負けを認めぬ!

勇者(サトシ)

なら、これでどうだ!

勇者サトシはスマホをかざすと

魔王の母の声を流した

魔王の母

聞いてるかい、アツシ

魔王の母

アツシがグレたのは私のせいだよね

魔王の母

いつも家にいてやれなくて、さみしい思いをさせてしまって…

魔王の母

でも、アツシ

魔王の母

お母さんはアツシを育てるために一生懸命、働いていたんだよ

魔王の母

わかっておくれ、アツシ

魔王の母

姫様を解放して、罪を償っておくれ

魔王は母親の言葉で心に 100000のダメージを受けた

魔王(アツシ)

ぐっ、ぐぉぉぉぉ!

魔王は床に膝をつき、そのままうつ伏せに倒れてしまった

姫(サリー)

アツシ!

姫(サリー)

しっかりして!

姫(サリー)

アツシ!

魔王(アツシ)

サリー、オレは勇者に破れた…

魔王(アツシ)

ヤツがスマホから流した音声は

魔王(アツシ)

オレの心をズタズタに破壊したんだ…

癒しの妖精(エミル)

なんてセコい勝ち方なんだ…

癒しの妖精(エミル)

それでも本当に勇者なのか…

勇者(サトシ)

勝つために手段は選ばない

勇者(サトシ)

それが現代の勇者だ!

癒しの妖精(エミル)

カッコ良くないことを全力で語るな!

魔王(アツシ)

サリー、オレは魔王を辞める

魔王(アツシ)

更生して、まっとうに生きるよ

姫(サリー)

アツシ!

姫(サリー)

私はアツシがどんな生き方を選んでも

姫(サリー)

アツシについて行からね!

魔王(アツシ)

サリー!

姫(サリー)

アツシ!

勇者(サトシ)

勝ったのはオレなのに…

癒しの妖精(エミル)

ゲスな勝ち方過ぎるんだよ!

勇者(サトシ)

仕方ない…、姫はあきらめよう

勇者(サトシ)

魔王を倒した動画を撮って

勇者(サトシ)

王様に媚を売りにいこう

癒しの妖精(エミル)

どこまでもゲスなヤツめ

勇者サトシは魔王を倒した功績を王様に認められ

勇者の剣をゲットした

そして魔王は更生し

姫と真剣交際を続けていた

魔王(アツシ)

サリー!

姫(サリー)

アツシ!

魔王(アツシ)

オレたちはこれからも愛し合おうぜ!
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