テラーノベル
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ぱちぱち、と火花が散る音。心地良い。
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手を動かして、魔法で6枚の毛布を出す。
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__十数分後。寝息が聞こえる。
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まぜ太はまだ眠りにつけていなかった。魔界まで連れてきてしまった。 この楽しい旅が、俺の裏切りによって終わりを迎える時がどんどん近づいている。
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あっとはまだ起きていた。ころ、と方向を変える。隣で寝ていたものだから、目が合う。
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顔が、近すぎる。しかもかっこいい、くそ。
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手を伸ばして、ふわ、と優しくあっとの目を覆った。あっとがぴくっと反応する。
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寝付けない子供が、夜中に親にすがるように。
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言葉はいらなかった。優しく包み込んで、頭を撫でる。
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嬉しそうな声を出して、すぐに寝落ちた。
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あっとが見たものは。安心による魔力のブレが、角を隠しきれなくなった一瞬があった。
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もう角が見えなくなったが、撫でるのをやめるまでに時間がかかった。
えだまめ
ゆう
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コメント
3件
おお、第12話…静かで優しい時間なのに、めっちゃ心臓掴まれたわ。 野宿シーンから始まって、みんなで毛布に包まって寝るの、ぬくくてほっこりしたんだけど…まぜ太の内心が重すぎる。裏切りの影がずっとつきまとってて切ない。 最後のあっととの距離感、顔近すぎて「///」ってなる気持ち分かるし、角バレたシーンは「やばいやつ来た」ってなった。 あっとが気付いてなお撫で続けた選択、すごく好き。次の展開が気になりすぎる🔥