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みく

みなさん!!

みく

おはようございます!

みく

こんにちは!

みく

こんばんは!!!

みく

みくです!

みく

今回は時期に合わせたお話(長め)を書いてみました!!

みく

是非ともご拝読くださいっっっ!!

春が彩った花壇。

一際目立つのが、一生懸命育ててきた白色のチューリップ。

ふわっといい香りに包まれる。

それは

その花が帯びる

春の香り___。

その美しさは、残酷だから____

3年生が始まったばかり

数ヶ月前 ある春の日

早朝

学校の中庭

彩られた花壇を前に、それに負けないくらい 華やかに微笑む彼。

…あ"ーッ、居た…ッ!w

………あッ、w

やっと来た……ww

風になびいて、揺れる髪。

それはもう、一つの花のように見えた。

なぁんで起こしてくんなかったの…ッ!?

いちいち青んち行くのめんどいもんww

近所とは言えさぁぁ…ッw

幼なじみ。

家族ぐるみの付き合い。

…てか見て、咲いてる

…えッ、

ほんとだぁ…ッ!!

中庭の花壇

色とりどりに咲く花々

いや~…

育てた甲斐があるなぁ…w

1番目立って咲くのは

白色のチューリップ

このチューリップ主張はげしwww

立派って言いなよそこはwww

一緒に笑うように

そのチューリップも揺れていた

......なんか、ありがとね

君がぽつりと花を眺めながら言う

...っ、どしたの、改まって...w

不意打ちで

ちょっと震えた声

俺さ、青のおかげで朝から登校する理由が出来たからさ

1年間、めちゃ楽しかった

......僕も

もう終わってしまうような言い方

でも...っ、これからも、ねッ、?

...うん

次に花開く頃には卒業だけどね。

そうだった

いきなり現実に引き戻される

受験生......か

...卒業式の日さ

2人で最後にここに来よ?

...!

遠く思える未来

気付けば1年を切っていたらしい

俺、青も含めてこの花が大好きだなーって。(ニコッ

...!/

ずるいよね

我ながらあざとくはにかんで笑みを返した

そんな甘い香りを帯びた

春の日

__……ッ

そんな温かさを忘れた冬

冬だから、当たり前だけど

枯れ果てた花壇

早くに沈んだ日が

余計僕を1人にする

僕の隣に君は居ないんだ

僕が勝手に初めて

勝手に終わらせた恋なのに

だから、1年半前__

2年の頃の春

早朝から登校してやろうって謎のノリで 君が早くから僕んちに来て、誘ってきたっけ

なんでよ……ww眠いんだけど…ッw

早めに起きて暇なんだって~

完全私情じゃん……w

何て呆れるけど

…今から準備するから待ってろよ……っ

お、結局来てくれるんじゃーん

2年生が始まってすぐ

春の朝を君と歩いた

朝の校舎を二人占め

……なんもやる事ねぇぇ、w

結局?ww

春だけどほんの少しだけ寒さがあって

生暖かい、そんな感じだったっけ

──あ……、

ふと、目にとまった

花壇

春のくせに、全然色付いてなくて

種が植えられていないって雰囲気でもない

(荒れてる…のかな、これ)

誘われるように花壇の方へ歩いて

眺める

……青、?

君が呼ぶ声が聞こえたけど、何故か遠く感じた

……花壇…かな、これ

…あ…、多分、そう

育てられるわけじゃなくて、ただただ植えられただけの種

花開く未来なんてないのかなって

なんか手つけられてるとは思えないんだけど…

でも…種植えてあるよ

環境委員とか誰も担当してないんじゃね?

それか忘れられたか

……

忘れられた、か。

なんの花だろ?

…え~、育ててみる?

えぇ、?どういう…ww

水やりとか?ww

まぁ、悪い気はしなかったよね。

じゃ、早速水やりするかぁ~w

早速すぎるな~

約1年半前

変なノリで始まった成長日記

…ね~え、咲くのいつかな?

春じゃない?

毎朝早くに登校して

ん~、確かにそっか

咲く頃は3年生かあ

君とならしんどくなかったよ

…水やりいきまーす

…あ"ッ、ちょ!!

水かかったんだけどッ、!?

暑いから良くね?

その頃は夏、か。

制服濡れたぁぁ…っ、

倍返しだぁぁあ…!!

意味わかんない水遊びなんか始まって

…あ"ぁあ…ッ、濡れた…!!

自業自得だし~ww

早朝だからバレないよねって

2人っきりの特別な時間

…ま、いっか

水も滴るいい男…ッ

うっざ…w

www

一つの忘れられた花から始まった

僕の恋は既に咲いていた

肌寒くなってきた秋の朝

秋だなぁ~…

ほら、ホース伸ばすぞー

はぁーい

手馴れた手つき

もう日常

吐息が白くなる冬の朝

…水やりやるのぉ…ッ、??

冬は乾燥してるし…

冷たいってぇぇ…泣

はいはい、上着あげる

…え"

ちょっとドキって心臓が跳ねた

楽しいけど、なんか切ない

そんな感覚

上着二枚重ねなんだけど

暖かいでしょ、いいじゃん

いや暑い…w流石に…

ちょっと彼が寒くないのか心配になる

…寒くない?

…平気

嘘だって、すぐに気付いたけど

1枚で平気だって

1枚じゃ寒いくせに?w

2枚じゃ暑いんだもん…ッ、///

君の匂いに包まれてしまうから

鼓動で心臓が壊れてしまいそうだからなんて

言えない

…風邪ひかれたら困るし

早朝に登校するのだって

君と一緒だからやってる事だった

次第に花壇への愛着も湧きつつはあるけど。

花開く日が待ち遠しい

そんな無茶苦茶な成長日記

俺、青も含めてこの花が大好きだなーって。(ニコッ

あんな夢みたいな時間も終わる

気付けば〝受験生〟なんて立場を押し付けられてた

帰り支度を済ませ

人が減り切った放課後の廊下

先生

___なるほどな~

先生

桃の志望校はやっぱり...

...(ピクッ

君の名前に反射的に反応した自分がなんか憎たらしい

職員室前廊下 職員室から聞こえる君と先生との会話

(......受験か)

......高偏差値ですけど...

先生

桃の成績なら可能圏だな!

...!ありがとうございます、

成績優秀

僕とは違って

(なんか...息苦しいな)

受験生なんて窮屈で息苦しいったらありゃしない

君は高偏差値校_遠くへ行ってしまいそうで怖い

ぎゅうっと手を握りしめた

......青?

...ぅわッ、!?

至近距離で見えた君の顔に動揺して びくりと身を震わせた

...びっくりした......

ごめんごめんww

......ッw

...笑いすぎw

いつも通りに笑い合うけど

自分の笑いが少しぎこちないのに気付く

彼もそれに気づいたのか心配そうな声色で言葉を発した

...ね、話聞いてた...?

...え、...あ...

うん......っ

受験生だもんね、僕ら

...そればっかり自分に言い聞かせ過ぎて追い込まないでね?

自覚してなかったはずなのに

図星を突かれたような感覚

...わかってるよ

先生

...あ、青!

先生

ちょっと来てくれないかー?

...え"ッあッ、はいっ!!

お、行ってらー

多分受験の話されると思うけど...

受験なんて大っ嫌い

いやでも意識しないといけないことだから

......やっぱ、受験の話ですか?

先生

まぁそうだな

分かってた

先生

最近は3年生の個人面談に力を入れててな

先生

......青は志望校とか、あるか?

俯いて足元を見て

え......っと...ッ

上なんて向けないまま

志望校なんて、3年生なんだからそりゃあある。

苺ヶ丘大学_

この県で圧倒的1位の偏差値を誇る大学。

僕は桃くんほど成績がいいわけじゃないから

志望校を明かしてもどうせ 無謀だって思われる

わかってる 無謀だよ。

......ないです

先生

...え?

志望校...まだないです。ごめんなさい。

先生

......あのなぁ

先生

お前はもう〝受験生〟なんだからな?

先生

そろそろ決まらないのは危機感を持っていた方がいいぞ?

分かってるのに

受験生だからね

......すみません。

今はただ 謝ることしか出来ないんだ

......はぁ~...

少し自分を落ち着かせたかったから

中庭のベンチに1人

散りそうな花が咲く花壇を見つめる

そっか

夏の気配がすぐそこに

梅雨が明けて蒸し暑くなってくる

初夏

......お~、居た居た

...あ...桃くん

どした、元気ないじゃん

......別に

明らかに不服そうな態度を取ってしまう自分が嫌

.........受験のこと?

言いにくそうに発せられた言葉

……うん

......そっか

心做しか優しい声色でそう言った

志望校さ、結構難関で─

先生に言ったら無謀だって言われるんだろうなぁって...

怖くて...志望校...明かせなかった

......

君は言葉を選ぶように

そう言った

俺から言えることなんて無いけどさ

...

......頑張る事しか今はできない。

もがくしかないよ、今は。

どうしようもなく事実だった

もがくしかない

...受験生なんて...息苦しいだけじゃん......

掠れた声で漏れ出てしまった弱音

弱音なんか吐いてる場合じゃないのにさ

ずっと

前なんて向きたくない

......そりゃそうだよなッ、(肩組

い"ででで...ッw

俺も嫌だしさ~

何であんな強制してくるんだろな

......

思い切り肩組んで

わざとらしく明るく言った

そのまんま僕の肩に回した腕をぎゅうっと力を入れた

んねぇ、痛いってwww

はなせぇ...ww

暴れんなww

すっかり取り戻しちゃった本調子

ぎゃあぎゃあ騒ぎながらいずれ爆笑に辿り着く

なんやかんややって疲れて

ふっと落ち着いた雰囲気に戻る

花壇に咲く1輪の白色のチューリップ

ひらりと花弁が1枚、風に散る

......あ

花びら......っ、

もう夏なるしね、咲く時期も終わるかぁ

.........そうだね

君が淡々と言ってしまうから

余計切なく見えて

ただ痛む胸

咲いたらいつか散る

まぁ、当たり前か

青って好きな人とか居んの?

......は、ッ?

急すぎる恋バナ

動揺で漏れ出た変な声

なに急に...

なんとなく

いやいや...wおかしいでしょ、このタイミングでw

内心焦った

どう答えればいいか

まぁまぁ...w
重く受け止めなくていいからさ

で、居るの?

......そういう桃くんはどうなの?

自分でも訳分からなく聞き返す

......えぇ?俺?

俺は~......

......

いや やっぱ聞きたくない

やっぱいいや

なんなんだよww

〝好き〟なのに

もったいぶらないで教えろよ~

いやいや......ww

どうせ意外だ~とか言って笑うくせに?

...や、笑わないよ?

変に真剣な彼

そんな眼差しで見つめられて 言葉が詰まる

そもそも悪いことじゃないじゃん

むしろいいんじゃない?
誰かを好きになれるって

......

それが___君だとしても?

好きな人...いるよ。

......へぇぇ、

興味を示したように

そう言った

ひらりと花弁がまた1枚散る

そんなチューリップに急かされて

......僕の好きな人はね、

枯れてしまう前に

......桃くん、だよ...?

この恋を咲かせたくて

......ぇ、

長い沈黙 ___言うて数秒だけど

その数秒に沢山の感情が行き交う

ただ 答えを待つだけ

......俺は

その

答えはさ

正直...青の事、そういう目では見れない。

僕の花を枯らす乾きを持つ

ぁ......

...そりゃそっか

_そうだよね......ッ(目 逸

......青

ごめん......

謝ってばっかだよ

先生にも、君にも

...帰るね。

…青…ッ、

また1枚

完全に散り果てたチューリップ

─青 部屋

バタンッ

......ゔぅぅ...ッポロポロ

うわぁぁああん...ッポロポロ

意味わかんないくらい泣きじゃくった

人生初の失恋の日

その日 もう今日で恋なんてやめようって

全部忘れようとした

恋愛なんかにうつつを抜かしている場合じゃなかったから

君を忘れようと吹っ切ったとなると

頭に残るのは受験の事だけ

狂ったように勉強しまくって

それでも志望校はまだ無謀だって

だからさ

壊れるまで努力する

君とは一切話さなくなった

それでも

先生

......桃ー!今回もいい点だなぁ!

先生

流石だな!

...ありがとうございます。

......ッ、

「へぇぇ、桃すごー!」

「俺に勉強教えてくれええ...!!」

君は僕より綺麗に咲いてる

......(投

__ザシュッ。

クラスメイト

青ナイスー!

......(投

軽快に飛んで投げ入れたボール

見事にゴールに命中

クラスメイト

ナイスーーー!!

クラスメイト

すげぇえ!!またスリーじゃんっ!!!

......

向こう側のコートでは

君がまた咲いている

(......嗚呼)

対して

僕は背伸びばっかだな

光すら浴びれてないのに

......〇〇先生?居ますか?

あいつは最近 ずっと自分の机とにらめっこ

だけど 無理しているような素振りは一切無し

勉強だって 運動だって

あいつが死ぬほど努力してるのは分かってて

対して俺は_何してるんだろう。

先生

ん?桃か、どうした?

......最近、青、めっちゃ努力してて

先生

...あぁ、青な

先生

青、苺ヶ丘受けるんだそうだ

......!

言ったんだ その事

先生

今の成績じゃ正直難しいが......

......認めてあげて欲しいです

先生

......その為に話に来たのか?

そうです。

先生

まぁ、あいつも最近は点数も全然いいし

いつかあいつの努力が咲くようにって

願ってるよ

先生

...なぁ、桃。

先生

前々から考えてた提案があってな。

......はい

先生

大学入試、是非桃には推薦入試で受けて欲しい。

推薦入試...。

先生

推薦入試は少々倍率は高いが─一般入試よりかは遥かにデメリットも存在しないだろう?

そりゃそうだ

躊躇いなく頷いた

先生

......青にも、推薦入試で受けてもいいんじゃないかって思っていて

......っ!

そうだ

あいつには無謀だったって 背伸びしたって報われて欲しい

...是非、あいつにも受けさせて欲しいです...っ!、

無茶苦茶に頭を下げて縋った

あいつの努力が枯れないように

自分なりに照らした

__推薦入試 合否発表の日

(──お願い......ッ)

憧れの校舎

受験番号を探す

(──56番......)

目で辿る

受験番号

50、51──53と近付く番号

(......あれ、)

(......ない)

「─推薦入試で大学を受けないか?」

......ッ、

(先生も......信じて推薦入試勧めてくれたのに──)

でも

推薦入試で落ちても一般入試がある

確かにまだチャンスは存在した

──やったっ!あったーっ!!

〇〇は?

私も!受験番号あったよ!!

やったよおーっ!

......

泣いて喜ぶ人や肩を落とす人

この場は様々な感情が存在していて

その一つ──

......っ、!

......

君の姿

僕には気づいていないよう

(......桃くんもここ受けたんだ)

(しかも推薦で_)

あーあ。

諦めちゃおっかな、ここ。

......あの

せん......せいっ...、

先生

......お、青か

先生は

次の言葉が分かってたっぽい

......落ちました

先生

......

推薦入試ってさ

自分の限界を知ることが出来る

......先生は

僕が......余りにも苺ヶ丘を諦めないから

推薦入試で落ちるの分かってて推薦勧めたんじゃないですか?

落ちたら...きっと諦めてくれるからって──ッ

先生

......

先生

先生はな、青の努力を認めた上で推薦入試を勧めた。

先生

そして何より──

先生

桃が是非推薦入試で受けさせてくれって言うもんだから

......え

先生

必死に頭下げてたからなぁ、

(......何それ)

超お人好し

でも僕

そんな君が好きだ

先生

まぁ、この決断は本人に任せるぞ

先生

諦めて他のところ受けるか

先生

それか一般入試としてもう一度──

......えっと

僕は──ッ

試験官

──3、2、1

試験官

初め。

___。

やっぱり僕はさ

君がいないと

(___560番......)

僕は満たされないっぽい

━━ ━━ 560 ━━

......っ!!

あっ...た......ッ、

こんな僕でも咲けるんだなって

恋の花は──どうだろう

もう、枯れてしまった─?

......スッ(スマホ

とある人に電話をかける

プルルルル___

____。

(出るかな)

ピロンッ

......あ、もしもし...

「......もしもし」

...ごめん。別に無理に電話出なくていいんだけどさ

──そんなんじゃないけど

......

今まで話してこなかったのもあるのか 互いに素っ気ない態度

まぁ、仕方ないっか。

ただの友達だと思ってた人に恋されてるなんて、気持ち悪いよね

...受かったよ。

苺ヶ丘。

......そっか

__ごめん。それだけ

瞬発的に「ごめん」って言葉ばっか出てくる

ただそれだけ 会話は続かない

じゃあね。

......え、あ─

うん......。

プツッ

......ッ、

ぁ......ッポロポロッ

周りには落ちて泣き崩れる人だって居たから 別に僕自身の涙は浮いてなんかない

受かったのだって嬉しかったし

それだけで胸いっぱい

......そーだ、入学手続き......(目 擦

まだやる事があったから 行動に移すしかない

......

「───青ーッ!!」

......ぇ、

___......はぁっ、はぁっ、

僕の目に映ったのは彼の姿

肩で息をしている姿に思わず手を差し伸ばしそうになった

桃……くん、

なんで……っポロポロッ

零れた涙なんて正直どうでも良くて

視線の先に居る大切な人が異様なほどに懐かしい

目の前でそんなに泣かれちゃ困るよね

君が微かに僕の名前を呟いたのが聞こえた

……ごめ…ん…ッ、おれ…っ、

……なんで謝……ッポロポロッ

……。

すっと一瞬言葉を飲み込むように黙り込んだ

……こっち、来て。

……えっ、

……

どこか前の優しさを感じる手つきで

弱く僕の手を握って歩いた

……っ、

僕は

そんな君に従順になるしかなかった

_……

そこは

僕らの学校の中庭を想像させる、そんな似た中庭だった

___ここ……

似てるでしょ、俺らの学校と。

……うん

かつての君との日々を思い出してしまって

そう……だね…

懐かしさで胸が痛い

ベンチにそっと2人で座って

少し続いた沈黙

……俺…さ

恋とか…そういうの、よくわかんなくて

ただ溢れる僕の涙に触れることなくそう話す

恋ってただ楽しいものなんだって思ってたし

相手の事思うだけで楽しくなれるっていうか。

……

視線を落として切なそうな横顔

見てて痛いだけ

……青のこと思うと胸とかしんどくて。

恋って……こういうのじゃないって…勝手に解釈して

やけに心臓が波打つからさ……っ、

震えた声を放っていた

でも……今気づいた

俺…青のこと好きなんだなって……ポロポロッ

珍しい君の涙

1回フッといて最低だよな……っ、

嫌いになっていいからさ……ッ

絶対にこっちを見ようとしない

ねえ

なんで

……やだ、(手 握

ぎゅうっと掴んでみた手

……へっ、(目 合

絶対離したくないよ

やだよ…ッ、すきだもん……ッポロポロッ

一回も諦めたことないもん……ッポロポロッ

いい加減

止まってよ、涙。

必死に涙を抑えようとするけど全部無駄で

僕の手は必死に君を掴んでる

青……、

うぅぅ……ポロポロッ

……(ギュウッ

ん……ッ、

ぎゅうっと抱きしめられて伝わる君の温度

伝わってしまう僕の鼓動

……ごめん、ほんとに好き……、

君の顔は見えなくて

泣いてるかなんて分からなかった

ぁ……ッ、

……僕も

すき……。

好きだって

この気持ちはいつだって薄れなかった

……ね、青?

ん……?

ほら、花壇見て。

花壇___

何となくその響きに懐かしさを感じながら従って花壇を見てみた

___!

あ……ッ、チューリップ……っ、

沢山咲き誇るチューリップ

それは眩しいほどの白さを持っていた

……俺らも育てたよな~…。

うん……きれい、

入学したら

また変わらずこの花を眺めてたい

またここでもこの花見れるんだね。

___君と。

……(頭 撫

……っ、!?/

ぽんっと頭に手を乗せながら

にこっと笑む君。

ほんとにお前が頑張ってたの知ってたから。w

すげぇよ、ほんと。

……!

花が1度散ってしまうのは

次咲くための準備であって

散って咲けない間もその日のために必死だ

……ありがと、/

1度散った僕の恋も

……(グイッ

……わ、っ!?

本当はずっと諦めてなかった

(抱

……っ、///

だから

今 可憐に

花開く___。

白いチューリップの花言葉__「失恋」

__「待ちわびて。」

みく

___700タップおつかれさまですっ!!

みく

今回のお話は「受験」__今現在受験を控えている・もう終えた方が沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

みく

皆様本当にお疲れ様です……!!

みく

受験生の皆様、努力した自分を褒めてあげましょう!!

みく

とっても孤独な戦いで、受かるとは限らないものです。

みく

そんな中でも努力できるって、ほんとに凄いことです

みく

受験生以外の皆様もそうです。誰だって懸命に生きています。

みく

そういった意図を含めてこのお話を書いてみました!

みく

そしてもうひとつのテーマは「花」

みく

そもそも花とは、水だけでは生きていけなく、太陽の光も浴びて育つもの。

みく

逆に太陽の光があっても水が無ければ枯れてしまう。

みく

そして、花は1度散る。
でも、完全に枯れた訳では無い。

みく

次花開く準備です。

みく

きっとこれは人生にも当てはまるのではないでしょうか?

みく

暗く涙ばかりの人生では、「光」がなくて枯れてしまう

みく

だからといって光ばかりの人生では、人は成長出来ない。

みく

光を精一杯浴びて、時には挫折を苦しむ。

みく

だからこそ、人は成長できます。

みく

そして、1度散ったとしても次また咲けばいい。

みく

人生は「花」そのものなのではないでしょうか?

みく

このお話のキーアイテムは「白色のチューリップ」です

みく

最後の最後に出てきた通り、花言葉は

「失恋」

「待ちわびて」

みく

このふたつが挙げられます。

みく

失恋して、散ってしまう。

みく

中々咲くことが出来ない。

みく

だけど、次咲く日を「待ちわびて」。

みく

私はこの花で、こんなお話を想像しました。

みく

見てくださった貴方が、少しでもこのお話が気に入ってくれたらそれで十分です!!

みく

長くなってしまいましたが、これで終わります!!

ご拝読ありがとうございました🍀𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎

この作品はいかがでしたか?

375

コメント

11

ユーザー

なんて伝えれば いいんでしょうか ... 。 ストーリー が 天才すぎて 言葉が出ません 、 まだまだ 受験生 では ないですけど 、 涙 出てきました 😭😭 56 番 と 560 番 に したの みくさん 天才すぎます !!! 🥹 700 タップ お疲れ様です !!!! 受験生 の みなさんも お疲れ様です 🥹🥹✨

ユーザー

『人生は「花」そのものなのではないでしょうか?』この言葉にとっても感動しました😭 ほんとに尊いしすごいし天才過ぎます…!!

ユーザー

うわあぁ、涙目になっちゃいましたぁ、😭 みくさん本当に流石すぎます😭😭 花言葉も桃青も恋も全部入れれるのまじで凄すぎるしめっちゃ憧れます🫣💭 この作品大好きです!何回も見させていただきます🥹✨

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