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僕が主人公になった日

第2話 - 気になりさん

2,001

2024年08月30日

#ppky

#🔝4️⃣

如月。

あのグループ（ペア）から一旦休み時間が挟まった。

𝐌

清川だったじゃん……どう？

𝐏

…素敵な人だったよ。

𝐌

うぇ、マジ？

𝐏

満家くんは？

𝐌

満家もまぁ、良い人だったけど、

𝐏

それと同じ。

𝐌

…なんかお前、幸せそうだな？

𝐏

えっ、そう、？

𝐌

うん。

𝐌

…もしや、

𝐌

清川に恋した？笑

𝐏

はぁっ！？

𝐏

ないないない！

𝐌

ほんとかよ~

𝐏

何より…男が男に…とか……

𝐌

そうかー？俺はありだと思うけど。

𝐏

僕が良くないんだよ、

𝐏

キヨくんに迷惑かかる。

𝐌

キヨくん！？仲深めすぎだろ！？

𝐏

いや、本人がそう呼べって…

𝐌

…うぇえ……

𝐌

さすが主人公…

𝐏

…ね、素敵だよ。

𝐊

ガッチさんガッチさん！

𝐆

はいはい

𝐊

林さん…？どうだった？

𝐆

思ったより自分の意見話してくれるからすぐ進んだよ。

𝐊

ほへぇ、

𝐊

俺もやっぱ話振った方がいいかもなぁ、

𝑅

なになに、気になる子やったん？

𝐊

PｰP。

𝑅

ぴーぴー……？

𝐊

あー、えっと、平木。

𝑅

あぁ、平木くんか。

𝐔

あの成績優秀の？

𝐊

そ。

𝑅

キヨくんでさえも負けるほどの成績優秀者だもんねぇ

𝐊

勉強教えてって頼んできた。

𝐔

勉強とかダルくねぇ？

𝑅

ほんまになぁ。

𝐆

まぁ、やんなきゃ行けないからね。

𝐊

そーだそーだ

𝐊

あと俺は推薦で通りたいから。

𝑅

うわー、積極的。

𝐔

推薦とかマジかぁ、

𝐆

キヨなら行けそうだね。頑張って。

𝐊

物理とかまじで頑張んねぇと…

𝑅

物理とか聞きたないー！

𝐔

うるせぇー喋んなー！！

𝐆

叩かれっぱなしだね。

𝐊

泣いちゃう…（嘘泣き）

休み時間が終わりペアワークが始まった。

𝐊

グループワークとか言ってたのにペアだよな、これ。

𝐏

…思った。笑

𝐊

ま、ペアの方がやりやすくていいんだけどな。

𝐏

…そうなの？

𝐏

4人くらいの方がいいのかと思ってた。

𝐊

いやいや、あれはアイツらだからだよ。

𝐊

知らない人とか、絡みない人とかとの大人数は苦手。

𝐏

へぇ…

𝐏

意外なことしれちゃった、笑

𝐊

そーでもねぇだろ？笑

他愛のない会話をしつつも

ペアワークを進めて行った。

キヨくんは賢いから案外すぐに終わった。

𝐊

おし、俺らは終了ー

𝐏

自由時間だね。

𝐊

何話す？

𝐏

何話す…、？何も無いけど、

𝐊

ふ、そりゃあそうか。

𝐊

じゃーー、なんか悩み事とかねぇの？

𝐏

悩み事……？

𝐊

うん。なんか、PｰPって色々抱え込みそうじゃん？

𝐏

…そんな事ないよ、？

なんでこんなに分かって欲しいことをポンポン口から出てくるんだろう。

𝐊

知ってっか？

𝐊

天才って悩み事多いんだぜ？笑

𝐊

俺が天才だから胸張って言えるわ~！

𝐏

…、笑

𝐊

ちょ、愛想笑いやめろ、！

𝐏

あははは、ごめんごめん、

𝐏

思ったより的を突かれちゃって。

𝐊

…なーんだ

𝐊

悩みあんじゃん。

𝐏

…しょーもないよ？

𝐊

しょーもなくとも悩みは悩みだろ。

𝐊

話そーぜ。

あぁもう、

すぐそうやって手を差し伸べて

僕に光を与えてくれる。

スーパーマンだよ。

𝐏

僕って、キヨくん達みたいに輝いてる訳じゃないし、モブ的立ち位置なのに気になる人出来ちゃってさ。

𝐏

……ほんと、なんていうか。

𝐊

…ん？

𝐊

遮ってごめんね。

𝐊

モブだからって恋愛しちゃダメとかあんの？

𝐊

あと自分の人生の主人公は自分だろ。

𝐊

他人の人生考えなくていいじゃん。

𝐏

…え、

𝐊

PｰPは主人公だよ。

𝐊

誰がなんと言おうとPｰPは主人公。

𝐊

異論は認めません。

𝐏

……、

𝐏

もう…

𝐏

ほんっと……

素敵だなぁ……

𝐊

…で？

𝐊

話の続き、聞かせてよ。

𝐏

気になりってのも同性が気になってて、

𝐏

引かれるよね。流石に。

𝐊

…同性……ね、

キヨくんが言葉を詰まらせた。

𝐏

…だよね。ごめん。

𝐏

流石に気持ち悪いか、！

𝐊

…そうでも。

𝐊

ないと思うけど？

𝐏

…、

キヨくんが引き攣った顔をした。

𝐏

…やっぱり同性を気になるのは辞めるよ。

𝐏

こんなのだからいつまでも主人公らしくないんだよね、

𝐏

ごめんね！変な話しちゃって！

𝐏

えーっと、、ゲームの話しようよ！

𝐊

あーー、うん、

𝐊

そうだな。

そこからキヨくんはずっとぎこちない反応で

この場を繋ぐのは苦に近いものだった。

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡×500

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