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そんな私も高校に上がった

だけど、すぐには現状は変わらなかった

変わり始めたのは、高校一年生の二学期だった

ちょうど、先生から雑用を押し付けられ教室に1人残っていた時の話だ

真宮 ゆり

…なんで私がこんな事

そう、ぶつぶつ言いながら1人教室に残っていた時

1人の女の子が声を掛けてきた

雪乃 𓏸𓏸

ぁ、三組の真宮さん…だよね?

真宮 ゆり

あ、はい

真宮 ゆり

何か用ですか…?

少し小柄で肌の白い女の子だった

雪乃 𓏸𓏸

私、4組の雪乃

雪乃 𓏸𓏸

何してるの?

私でも知っていた

4組の雪乃𓏸𓏸、男子人気が高いと噂になっていたから

雪乃 𓏸𓏸

何してるの?

真宮 ゆり

あ、えっと雑用

雪乃 𓏸𓏸

大丈夫?手伝おうか?

真宮 ゆり

え?…いいの?

雪乃 𓏸𓏸

うん!いいよ

正直びっくりした

"取っ付き難い子"そう言われていたのに全くそうじゃなかった

雪乃 𓏸𓏸

どこ中?

真宮 ゆり

えっと、××中

雪乃 𓏸𓏸

え?結構距離あるね

真宮 ゆり

まぁ、

それから、𓏸𓏸はよく私のクラスに遊びに来てくれた

ある日の放課後

モブ

ねぇ雪乃さん

雪乃 𓏸𓏸

なんですか?

モブ

最近、真宮さんと仲良いよね(笑)

雪乃 𓏸𓏸

そうだけど、それがどうしたの?

モブ

知ってた?私あの子と同中なんだけどさ、

モブ

あの子、化粧とか髪とかすごいおしゃれするでしょ

モブ

だからやめといた方がいいよ、男狙いだし

聞くつもりはなかった

たまたま通りかかって聞いてしまった

真宮 ゆり

(聞きたくない…)

真宮 ゆり

(せっかく親友ができると思ったのに…)

嫌われたくなかった

初めてできた親友と言える存在に

だからこのまま逃げようとした

そんな時__.

雪乃 𓏸𓏸

だから何?

雪乃 𓏸𓏸

偏見じゃない?

モブ

え?でも

モブ

私の友達、彼氏取られたんだよ!

モブ

雪乃さん及川くんといい感じでしょ、

雪乃 𓏸𓏸

ゆりはそんな子じゃないよ

雪乃 𓏸𓏸

ただ、おしゃれが好きな可愛い女の子だよ

雪乃 𓏸𓏸

それだけじゃん?

モブ

え?いやでも

雪乃 𓏸𓏸

私は中学のことあんま知らないけど嫌なら関わらなきゃいいじゃん

真宮 ゆり

(え?)

𓏸𓏸はそれを聞いて私を拒絶するのかと思っていた

だけど違った、

雪乃 𓏸𓏸

じゃ、私帰るね

真宮 ゆり

ぁ、待って!

すごく怖かった

それでも勇気を振り絞って𓏸𓏸に声をかけた

《帰り道》

真宮 ゆり

なんで、信じなかったの?

雪乃 𓏸𓏸

え?

真宮 ゆり

ほらさっきの

雪乃 𓏸𓏸

だってさ、

雪乃 𓏸𓏸

私の知ってるゆりはそんな事絶対にしないもん、

真宮 ゆり

え?

雪乃 𓏸𓏸

だっておしゃれが好きなのはゆりのいい所でしょ?

真宮 ゆり

ぁ、うん

多分この日のことは一生忘れないと思う

嬉しくて、𓏸𓏸が優しくて

本当に𓏸𓏸が大好きになった

そこで私は思い出した、あの日駅で出逢った女の子は𓏸𓏸だということを

でもこれは𓏸𓏸には伝えない

私の中の秘密__.

雪乃 𓏸𓏸

どしたの?

真宮 ゆり

ん〜?何が?

雪乃 𓏸𓏸

今日は随分と機嫌がいいね

真宮 ゆり

そう?

真宮 ゆり

はい、できた

雪乃 𓏸𓏸

すご!めっちゃ可愛い

真宮 ゆり

ありがと!

雪乃 𓏸𓏸

うん、

next

拝啓,大好きだった貴方へ

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