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誰だ…? 目を開けたくても開けられない
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待ってくれ、誰なんだ
やっとの思いで目を開けた だが、そこには誰もいない
それどころか自分自身が家にいないことに気がついた
翔洋
翔洋
頭痛がひどくて起き上がれない 最悪だ
翔洋
目を手で覆いながら呟く
?
翔洋
今、声が聞こえなかったか?
空耳か? いや、耳元ではっきり聞こえた。気味が悪いが考えても仕方がない。
結衣に会って写真を見て、父親を思い出して、謎の記憶を見せられ、気絶して…今度は外にいる
翔洋
頭痛も治ってきたので立ち上がると足に違和感を感じた
見下ろすと靴が履かされていた。 結衣が貸してくれたのか?ありがたい。今度会ったらちゃんとお礼を言おう。
陽が傾いている とりあえずご飯でも食べて 寝るところを探そう
翔洋
数皿のご飯を平らげた後、ネットカフェへ向かった。ドリンクも飲み放題で、アイスもある。個室でゆっくり休めるし、漫画もパソコンも揃ってる。
翔洋
だが、その心地よさを感じていたのも束の間。適当に本を読んでいると、突然耳鳴りがした。
キィィィーーン
翔洋
次の瞬間、声が聞こえた
?
?
断片的な言葉が、近づいたり遠ざかったり、あっちこっちから響いてくる。 声の持ち主の姿は見えない。
翔洋
その時何か小さなものが目の前を横切った気がする
翔洋
目をこすり、もう一度周りを見回す。 …何もいない。だが、確かに"誰か"がいた気がする
翔洋
答えがわからないまま、俺はベッドに倒れ込んだ
翔洋
そう呟きを目をつぶった
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