お手紙ウィーク

2021.03.24

拝啓さぁーら様

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えーっと。

見てくれてるかな？

…………

見てくれてると思って！

大切な君に、届けます。

出会った頃…とかは、

もう何回も言ったから、 あえて、言いません。

でも本当に、 沢山のことがあったね。

君との思い出は私の中でも 一番、濃くて。

…当たり前だった事も 思い出になっちゃったのは、

全部私のせいなんだけど、ね。

本当はね、

私の方が大好きだったよ。

君の方が嫉妬しているように 思えたかもしれないけど、

私も、君以上の気持ちがありました。

君が他の子と話してたら

なんで話してるのって思っちゃう。

君が他の子も大切にしてたら

私だけじゃないのって思っちゃう。

嫌われるのが嫌なだけで

本当は、私も 君以上に君が大好きでした。

君と話せるのは私だけの特権で

君のことを知れるのも私だけの特権。

そうやって思ってたから。

だから。

崩れるなんて、思ってなかった。

…本当は分かっていたけれど

信じたくなかったのかもしれない。

すれ違って

ぶつかって

離れて

なんで、って。

私から手を離したのに、

戻ってきてくれ、なんて。

思う、自分がまだここにいる。

本音は、

嫌だった。

君が周りに好かれていること、

君の方が何でもできたこと。

君と私の違いを

突きつけられた気がして

嫌だった。

君といると辛くなって、

君を嫌いになりそうで怖かった。

大好きだから、嫌いになりたくない。

だから、変な理由をつけて

君を手放した。

自分勝手でごめんなさい。

君を傷つけてごめんなさい。

ただ、言いたいのは

私はずっと君が大好きだったよ、 ってこと。

君といると落ち着けて

君だから言えることも沢山あって

君がいたから、

今の私があります。

君を手放した私は言えないけど、

君が、一番でした。

本当はまた、君と話したい。

君のとなりにいたい。

でも、ごめんね。

一人で行くって決めました。

それでも。

君とまた笑えることを 祈ってます。

一番になってくれて、ありがとう。

ずっとずっと永遠に大好きです。

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2021.03.24

敬具 春宮ほのか。