消えた姫。

うちとりうらは小さな頃から仲が良かった

まあ、あの時が来るまで＿＿＿＿

うちは昔からお父様には内緒で外に遊びに行くことが多々あった。

また内緒で外に来ると とある赤髪の男の子が虐められている光景が見えた。

うちは怖かった。でもな、この子がいじめられているのを見ているほうがよっぽど怖かった。

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

すぐ逃げていった。 所詮相手は一般人。 うちには敵わん存在。

その赤髪の男の子はうちに感謝を伝えてくれた。 いっつも虐められていたらしい、 辛かっただろうな。

見捨てられちゃった

うちと家族みたいな様な絆作らへん？

この事があっていっつも二人で遊んだ。

とっっても、今までにないくらい楽しかった。

そしたら来てしまった

絆が壊れることに

数ヶ月後

りうら＿＿＿＿

＿＿＿＿？

＿＿＿＿

＿＿＿＿！？

ちょっとはムカついた。

でも、うちは大して気にしていなかった

だって、それは

紛れもなく"嘘"

だったから。

りうらは今までにもあったことないほど優しくて、安心する存在だった。

...まあ、うちのメイドや執事もその噂が耳に入って、うちに「関わるな」と物申して来た。

うちはそんな話を聞かずに遊んだ

りうらは止めてくれていた。それなのに、うちが話を聞かなかったから...

ガタンｯ、 バターンｯｯ！！！

"門が閉められた"

うちが出入りできないように門が閉まった。

うちはちっちゃかったから何も出来なかった。

駄々を捏ねた。それでも無理だった。

そしてうちとりうらの絆は

絡まぬ糸のように 絡まって、解けない絆になってしまった。

？？？

？？？

？？？

だけど、奇跡が起きた。

最近のこと

できるよ。

できるとおもうよ。

この声は＿＿＿＿

りうらｯ、！

※いくらでも叩いてください

気を取り直して