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男装女子はグールの手綱係

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男装女子はグールの手綱係

28 - 第28話 玲華ちゃん選択ミスった♥

♥

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2025年04月03日

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約2ヶ月後

玲華(れいか)

あ、あの…急に外って……な、何かあったんですか?

累(るい)

ん〜?いいもの買いに行くんだよーん♥

玲華(れいか)

い、いいものって…

翔平(しょうへい)

そーそ、いいものいいもの

何故か皆さん集合して…私の手を引っ張りながらビル群を掻き分けていく

玲華(れいか)

な、何を買う予定なんですか?えっと……デートなんて珍しいですね…?

伯玖(はく)

まぁたまにはな〜

玲華(れいか)

ほ、本当に珍しいですね…任務ないんですか?

大我(たいが)

ここに居るヤツらぜーいん休み休み〜

次郎(じろう)

そうですよ、俺も休みです

玲華(れいか)

い、衣佐美先輩は?

玲華(れいか)

その、許可してくれたんですか?

次郎(じろう)

えぇ、何とか……

玲華(れいか)

そ、そちらがそれでいいなら……良いんですけど…

暫く歩いて居ると…とあるビルの中に入りエレベーターに入り6階のボタンを押した

※画像はイメージです

とあるジュエリー店

玲華(れいか)

あ、あの…な、何故ここに……

玲華(れいか)

ていうかここ……アレじゃないですか、
4℃(ヨンドシー)じゃ…

玲華(れいか)

お、お店に入れませんよ……ていうかなんでここに…な、何か買いたいものでもあったんですか……?な、なら私居なくても…

尋(じん)

婚約指輪だ

玲華(れいか)

こん……え?

玲華(れいか)

な、なん…え?ど、どういう事ですか?

尋(じん)

俺らとお前のだ

玲華(れいか)

い、いやいやいや!な、ならもっと安いところでも!いや、婚約指輪に安いも何もありませんけど!!

玲華(れいか)

だからってこんな高級店舗じゃなくても!

累(るい)

はいはい、入るよ〜♪

お背中グイグイ

玲華(れいか)

違う違う違う!

累(るい)

知らなぁい♪

玲音(れお)

やば〜、何にしよっかな〜♪

尋(じん)

お前らも出せよ…大半支払いとはいえ……

玲華(れいか)

わ、私財布持ってきてない!持って来てないの!財布を持ってこさせてぇ!!

玲華(れいか)

ただ「お散歩デート」ってしか聞いてないの!

尋(じん)

お前からしたらな、俺らはお前に【首輪】を着ける為に来たんだ

玲華(れいか)

な、ならなんでそう言ってくれないんですか!逆に!

尋(じん)

誠意だ

尋(じん)

俺らにはお前を担う責任がある、それを【前払い】って形で金を出すんだ

玲華(れいか)

だ、だからって……

玲華(れいか)

わ、私だって…皆さんの健康と心と…未来と過去と今を担う責任があります

玲華(れいか)

だから……その、私だって…その……す、少ししか…出せないですけど……出す事は…でき…ます……

尋(じん)

!!

尋(じん)

ならお前は…指輪の価値に見合う生活を頼むぞ

玲華(れいか)

でも…

玲華(れいか)

わ、私そんな高級な物…できませんよ

尋(じん)

金額じゃ無くて質を求めているんだ

玲華(れいか)

だ、だからって……そんな申し訳ないこと…

尋(じん)

言っただろ、誠意だって

玲華(れいか)

(だ、ダメだ…意思が硬すぎる……)

玲華(れいか)

わ、分かりました…(冠氷先輩のプライドには負けるわ…)

累(るい)

じゃあ行こうね〜

玲華(れいか)

お、お願いだから背中を押さないでください…病院嫌いの子供みたいな人だって思われちゃいます……///

累(るい)

え〜、ちょー可愛い〜♥

玲華(れいか)

こっちはものすごく恥ずかしいです……///

顔を真っ赤にして観月先輩に手を引っ張られながらお店の中に入る

店員)いらっしゃいませ〜

店員)……!?か、冠氷財閥の 御曹司様!?

玲華(れいか)

あ、あぁ……(もう、帰りた…い)

翔平(しょうへい)

ちい〇わみてぇな顔になってね?

玲華(れいか)

わ、ぁ…わぁ……

店員)ほ、本日はどのようなご要件で?

尋(じん)

婚約指輪だ、そこのよく分からん女とそこの野郎共のな

尋(じん)

あと俺も

店員)(ふ、複雑な関係!?)か、かしこまりましたぁ〜、では早速指のサイズから……

店員)(わ、私色んな武勇伝ができるわ!)

※この時の対応してくれた店員さんは後に「複雑怪奇な関係を持った冠氷財閥の御曹司様の指のサイズ測っちゃった〜!♥手洗えなーい!」と、騒いでいたとか

(複雑怪奇な関係……?)

測定後…

店員)で、ではサイズはお測り出来ましたので残りはデザインの方を…

店員)(やばぁ!眼福だわ!つーか彼女さん美人っつーかくっそ可愛いやん!もう幸せになれ!(?))

尋(じん)

玲華

玲華(れいか)

え、ぁ…は、はい

尋(じん)

選べ

玲華(れいか)

はい!?

尋(じん)

デザイン

玲華(れいか)

む、無理無理無理無理無理!やだ!怖い!もう無理だってぇ〜!!

次郎(じろう)

俺に引っ付かれたって……

尋(じん)

……

尋(じん)

おい…

玲華(れいか)

わ、わかりましたァー!選ばせていただきますー!!‪💢(もういやぁ〜……私なんか悪いことしたかなぁ…??)

次郎(じろう)

あの、俺にひっつきながらショーケースに行かないでください…

玲華(れいか)

お願い本当に怖いの、高級って怖いのよ?

次郎(じろう)

……もう好きにしてください…

ジロくんの腕を後ろから前に持ってきてひっつきながら歩く

尋(じん)

値段は気にするな、好きな物を選べ

玲華(れいか)

うッ…(ま、眩しい……指輪なのに…後光がッ……)

しばらく悪戦苦闘し…

もう目と頭がクラクラする……

もう必死こいて選んだ結果…

玲華(れいか)

え、待ってこれちょー可愛い…

翔平(しょうへい)

お、決まった?

玲華(れいか)

ねぇ冠氷先輩!私これがいい!✨

特に値段を見ずに「これがいい」と言った結果……

私の左手には光り輝くホワイトダイヤモンドの指輪……

玲華(れいか)

…σ(((;・ω・;;;)))ダラダラダラ

(自主規制)百万円はする指輪だった

玲華(れいか)

無理!やだ!着けれない!怖い!

玲華(れいか)

はずすのー!!!

累(るい)

待って待って待って!

玲華(れいか)

お願いだから止めないでください!

伯玖(はく)

いやぁ、キレイだな〜

昴流(すばる)

だね〜

玲華(れいか)

お願いですから外させてぇー!!!‪💢

エドワード

いやあ、変わらず綺麗だね、ダイヤモンドは

累(るい)

指取れちゃう!指取れちゃうから!

塔真

尋、ご両親に挨拶とかどうだ?

尋(じん)

それもそうだな

玲華(れいか)

違う違う違う違う!

尋(じん)

え?なんだ

玲華(れいか)

マジで、無理です

玲華(れいか)

私が高級の宝庫に行けると思いますか?

尋(じん)

……取り敢えずこのまま行くか

玲華(れいか)

違うってぇ"ー!!!!!

まだまだ行くよ〜!★

𝐍𝐞𝐱𝐭…🧸𓈒 𓏸

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