そして週に1回、場地をどうやって落とすか作戦会議をすることが決まった
週1で足りるかって聞いたら…
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
って言われた挙句、
小声で悪口を言われたから週1になった
そして俺は今何をしているかと言うと……
千冬
一虎
千冬
千冬
一虎
一虎
千冬
千冬
一虎
一虎
千冬
千冬がアイスコーヒーに入ってるストローをグルグルする
一虎
一虎
千冬
千冬
千冬
去年の真夏、
その日はとても暑かったんです。
俺はその日、
場地さんを好きになりました。
千冬
場地
千冬
千冬
場地
千冬
千冬
千冬
何駅か通り過ぎたところで場地さんはいきなり電車を降りた
そこは俺の知らない場所だったんです。
千冬
千冬
千冬
場地
場地
千冬
千冬
場地
場地
千冬
場地
千冬
グイッ(千冬の腕を掴む)
千冬
ダッ!!(走る)
千冬
千冬
場地
場地
千冬
場地
千冬
ダッ!!(さらにスピードを上げて走る)
千冬
千冬
千冬
千冬
〜海〜
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
靴下と靴を脱いでズボンをまくって海に入る
千冬
千冬
千冬
千冬
場地
場地
場地
千冬
千冬
千冬が振り返る
場地
バシャッ…!!(千冬に海水を思いっきりかける)
千冬
千冬
場地
場地
場地
千冬
千冬
場地
千冬
バシャッ…!!(場地にかける)
場地
千冬
千冬
千冬
場地
場地
バシャッ!!
千冬
バシャッ!!
〜よくある水をかけあうという青春をしているばじふゆ〜
千冬
場地
場地
場地
千冬
場地
場地
千冬
千冬
ガクッ!(足が砂にハマり転びそうになる)
千冬
場地
ガシッ!!(場地が千冬を受け止める)
フワッ…(それにより場地の匂いが香る)
千冬
場地
場地
千冬
海で散々水をかけまくったからか、
場地さんからは海の潮臭い匂いがした
そして、潮の匂いの他に、
場地さんの家の落ち着く匂いと、
汗の匂い
そして、
なぜか甘酸い匂いがした。
場地
場地が抱きとめてた千冬の体を離す
場地
千冬の顔を覗き込む
千冬
場地
場地
千冬
千冬
場地
千冬
千冬
場地
場地
千冬にあるものを渡す
千冬
場地
千冬
場地
場地
場地
場地
千冬
千冬
千冬
千冬
場地
千冬
千冬
場地
場地
場地
場地
千冬
場地
千冬
場地
場地
千冬
千冬
ペロッ…(千冬の溶けそうだったアイスを食べる)
千冬
その瞬間、
俺は気づいた。
さっきの甘酸っぱい匂いの正体が何か、
そのせいか、
まるでパズルがはまるみたいに、
俺の何かが変わり始めた
場地
場地
千冬
場地
場地
場地が千冬の顔の前で手を振る
千冬
千冬
場地
場地
千冬
千冬
千冬
千冬
一虎
一虎
場地の話をしている時の千冬は
いつも楽しそうだ
一虎
照れながらも楽しそうに俺に話してくる千冬は、
多分俺のことを見ていない
きっと俺に話したって、
あいつは場地のことを考えながら話しているのだろう
俺なんかあいつの視界にすら入ってないと思う
一虎
でもこの気持ちは「恋」じゃない
最初から勝ち負けの決まった恋なんかしたくない
だからもし仮に俺が千冬のことを好きだとしても、
あいつは場地にしか興味無いから、振り向きゃしないから、
多分俺は…
千冬に「好き」という言葉を永遠に出さないだろう
そして、応援する
それが…
みんな幸せになれる方法なのかもしれない
千冬
千冬
一虎
一虎
千冬
千冬
一虎
一虎
千冬
千冬
千冬
一虎
一虎
一虎
千冬
千冬
一虎
一虎
千冬
千冬
好きな人を聞き出すことです。