街も眠りについた時、 ぽつんと明かりが灯る部屋が一つ。
閑静な部屋に響く、聞き慣れた音。
明かりの主に気付かれぬ様、 足音を立てず背後から忍び寄り。
🎸
何してんの
🎹
わっ!?
🎹
🎸!?
身体を大きく振るわせ、 咽せながらも声のする方へ向いた。
🎹
これは…、その…
🎹
えっと……
視線を彷徨わせながら、 居心地悪そうに答えた。
🎹
お腹が…
🎹
空いてしまいまして…
🎸
…はぁ
🎸
ダイエット、するんじゃなかったの?
🎹
するよ!
🎹
するけど…
🎸
するけど?
🎹
っ…
🎹
毎回シた後
🎹
お腹、空くんだもん…
先日、インタビューで🎹は 活動初期と今を比べて 身体の変化を挙げた。
体重が増えたから痩せないと。 と、ダイエット真っ最中だったのだ。
そんな中で、夜中にカップ麺を啜って いたのなら苦言の一つでも呈して やらないといけない。
それなのに、🎹から出たのは 思いもよらぬ言葉。
🎸
っ、あー…
🎸
それは……
🎹
……
今回の原因は俺だったか…。
🎸
……なんか、ごめん
🎹
…、別に
🎹
謝る事ではないよ
気まずい空気が漂う空間に香る 醤油ラーメンの匂い。
ぐぅぎゅるるる
🎸
あ、いや、これは
空気を読まず鳴った腹の音に 必死の弁明をする。
🎸
お腹が空いたとかではなく、
下してるというか、その…
下してるというか、その…
🎹を想って叱ろうとした人間が 「同じく実は腹が空いていました」 ではあまりに格好がつかない。
🎹
…ふふ
🎸
?
🎹
🎸も食べよ?
🎸
えっ
🎹
僕の半分あげる
🎹
これからは気をつけるから
🎹
今日だけは…ね?
立っている俺と、座っている🎹。 必然的に上目遣いになる。
🎸
…わかった
🎹
やった
🎹
🎸の箸持ってくるね!
今日だけは、いっか。 俺も共犯だ。






