テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
けぺ
⚠️自慰表現
けぺ
チョンベ
旧友であるギフンと体を交えてしまったあの日から何かがおかしい
ギフンは「忘れよう」と提案してきたし、自分もできる限りそうするつもりだった。
だが、スマホの中のあの動画だけは消せないでいた
チョンベ
ギフンの動画を見ながら不意に劣情に塗れた本音を吐露してしまう
最中のギフンの艶かしく欲に率直な姿に下半身が熱を持ってしまっている
酒のせいで記憶を飛ばしてしまったのが惜しい。
チョンベ
忙しなく動かしていた手に挟まれていたものから発された液体がスマホの液晶に迸る
チョンベ
尚も淫らな声が部屋に響く中、ギフンの顔にかかったそれを拭くこともせず惚けていた
チョンベ
チョンベ
チョンベ
チョンベ
チョンベ
動画が終わったのか、響いていた喘ぎ声はプツリと聞こえなくなった
チョンベ
ギフン
チョンベは隣に腰掛けたまま、俯いて押し黙っていた
チョンベ
ギフン
ギフン
ギフン
触れないようにしていたあの記憶が蘇り、思わず口を噤んでしまった
ギフン
ギフン
チョンベ
チョンベ
チョンベ
ギフン
ギフン
チョンベ、と続けようとした口は少し乾燥した唇に塞がれた
ギフン
薄く開いた口の隙間から肉厚な舌が侵入しようとしている
ギフン
チョンベ
チョンベが名残惜しそうに顔を離したときに気付く
その瞳は苦しげに歪んでいた
ギフン
チョンベ
チョンベ
チョンベ
チョンベ
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
チョンベ
チョンベ
チョンベ
チョンベ
チョンベ
ギフン
チョンベ
チョンベ
そういったチョンベに両腕を押さえつけられ、再度強引にキスをされる
両腕に痕がつくんじゃないかと危惧されるほど強く掴まれていて、はなから抵抗させる気なんてないんじゃないかと思った
でも、それでよかった
チョンベを好きかなんてまだ答えも出てないが、ただ今は身を任せてみようと、そう思った
ギフン
脳が蕩けるほど熱い
気がつけば自然と舌を絡ませていた
ギフン
何も考えられない。 ただ気持ちいいという感覚だけに支配されている
ギフン
チョンベの顔が遠ざかって気づく、てらてらと月光に光る銀糸が2人を未だに繋いでいた
チョンベ
ギフン
しつこく付き纏うそれが妙に恥ずかしく思えてきて、顔を逸らす
チョンベ
ギフン
ギフン
チョンベ
ギフン
ギフン
ギフン
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
チョンベ
ギフン
ギフン
チョンベ
チョンベ
ギフン
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
ギフン
互いにベンチから引きずり下ろそうと、ぎゃあぎゃあと取っ組み合いの喧嘩になる
体格のいいチョンベはなかなか落ちず、結果俺が落とされてしまった
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
ギフン
ギフン
チョンベ
早口で捲したてるチョンベに唇を重ねる
さっきのとは全く違うソフトキスだったが、チョンベには十分だったようだ
ギフン
チョンベ
チョンベ
ギフン
ギフン
ぐいぐいと腕を引かれて引きずられるように歩く
チョンベ
ギフン
顔こそ見えないものの、その語気から凄みを感じる
ギフン
ギフン
モーテルが見えてきたあたりで全てを悟り開いた
今夜はきっと一睡もできないか、あるいは、気絶して朝を迎えるかの2択だろう
ギフン
小さな声で悪態をつくとチョンベは笑って振り向いた
チョンベ
腰を引かれ、距離を詰められる
ギフン
ギフン
自分の一寸先の未来が容易に想像でき、ため息をつくことしかできない
明日には歩くこともままならないだろう
チョンベ
そうこうしていたらモーテルに着いたらしく、チョンベが照れくさそうにこちらを見ている
ギフン
──────朝。
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
ギフン
チョンベ
ほら、とチョンベに差し出された水を受け取り飲み干すと幾分か喉がマシになった
ギフン
チョンベ
チョンベのからかいに怒っているのではない。チョンベのその手に持っているものに怒っているのだ
ギフン
ギフン
チョンベの手中のスマホでは昨晩撮られた動画、言葉を選ばずに言うとハメ撮りが流れている
チョンベ
最中の自分の顔が映された画面を突きつけられた
だらしなく開いた口、リンゴのように紅潮した頬、物欲しそうに潤んだ瞳はカメラを捉えている
ギフン
ギフン
ギフン
チョンベ
なんとかチョンベのスマホを奪い、映像を消した
チョンベ
チョンベ
ギフン
チョンベに引っ張られベッドに倒れ込む
チョンベ
チョンベ
チョンベの慈しむような顔に思わず破顔してしまった
ギフン
ギフン
チョンベ
チョンベ
ギフン
ギフン
ギフン
チョンベ
ギフン
ひとしきり喧嘩してまた仲直り。 毎度この繰り返し
そうしてそのまま満ち足りた時間を二人でゆっくりと溶かしていく
その得も言われぬふわふわとした時間が心地よかった
きっと明日も明後日も一年後もずっとこうなんだろうな、と仏頂面のチョンベを見て思う
ギフン
チョンベ
ギフン
ギフン
いざ口にするのは照れくさくて、真っ直ぐ伝えることのできたチョンベはすごいんだな、なんて
背を向けてベッドに横になると、そこにチョンベが腕を回してきた
雄々しくて、『守られてる』感覚がする腕
チョンベ
ギフン
柄にもなく穏やかなチョンベに改めて幸せを噛み締めた
言わなくても分かってるようだからわざわざ口にするなんてことはしないけど。
けぺ
けぺ
けぺ
けぺ
けぺ