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君は人気者だった
好きになるのは辛いし 好きになるつもりもなかった
君
君
なのに君を好きになるのに 時間はいらなかった
高校２年の春
君は、窓際の前から二番目
私
私
君の周りにはいつも友達がいたね
でも女子の事は少し苦手そうで 男の子たちに可愛がられていたっけ
私には関係ないや
そう思ってたのにな
7月
君
私
私は君と仲良くなった
君
君
仲良くなって分かったことその① - 君は優しい -
私
私
仲良くなって分かったことその② - 君は周りをよく見てる -
私
私
君
君
仲良くなって分かったことその③ - 君は女の子が本当に苦手 -
私
君
君
ちくり…
うすうす、感づいてた
私
でも気づかないようにしまってた この気持ち
君
私は君が好き
あの日からずっと考えてしまう
もちろん、この気持ちが 初めてじゃない
それなりに片思いはしてきた
私
それは直感だった
「 この恋は実らない 」
仲良くなって分かったことその④ - 君は私と仲良くしてくれる -
私
どういうことか分かる？
私は君から下心を感じない
もちろん仲良くなって 嬉しかったし、 期待もした
私
でも、それは友達でしかない
私
そっとスマホの電源を入れた
私
君
集合時間くらい覚えてる
ただ、きっかけが欲しかった
私
私
君
君
私
私
私
君は少し困った顔をする
知ってるよ 君は、気付いてたんでしょ
君
君
でもその優しさに甘えちゃいけない
私
君
君
仲良くなって分かったことその⑤ - 君は私を好きじゃない -
私
私
君
君
友達としては大好きだけど そういうのは違うんだ
分かってたけど、刺さる
私
優しい君を好きになりたくなかった
ありがとう
さようなら
片思い
なんて思ったけど
まだ、私は君が好きです
