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東京ディバンカーの短編集

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東京ディバンカーの短編集

16 - 第16話私はただの可哀想な女の子ですぅ……🥺

♥

13

2025年02月04日

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私は今…ホタルビの寮に軟禁(?)状態だ

それは何故かって?とっても簡単に言えば…まぁ、学園祭?的なもの?かな…

凪桜

あ、あのぉ……私まで…その、み、巫女?服……必要…ですか?

伯玖(はく)

勿論!ほらほら、じっとして

凪桜

あぅぅ…苦しぃ……

「的なもの」の原因は…寮各々で演し物をするからだ

昴流(すばる)

もっと締めますよッ!

凪桜

と、取れる取れる取れる!上半身と下半身が取れる!!

結果…

凪桜

ぬ、ぁ"…しぬ、ぅ"……、
꒰ঌ( ˆ꒳ˆ )໒꒱チーン

善治

こっち(傍)から見ると…カオスそのものだが…?

伯玖(はく)

フーッ…疲れた!

凪桜

と、とれる…はくぅ……

伯玖(はく)

呼んだ?

凪桜

違うのぉ…

ノソノソと起き上がり壁に背を任せ座り込む

凪桜

ふぇぇ…きついよォ……

伯玖(はく)

そんな顔色を悪くしてる姫さんには悪いが俺ら今から着替えるからな?

凪桜

はい"!?今此処で!?

伯玖(はく)

??あぁ

凪桜

ま、待って!なら今すぐ出てく!(やけに物があるなと思ったらそういう事か!‪💢)

伯玖(はく)

まぁまぁ〜別に裸なんて何回も見てるでしょ〜

凪桜

クッソこの人は!‪💢

昴流(すばる)

時間が無いですよ、伯玖さん

伯玖(はく)

!!はーい

凪桜

も、もう好きにしてぇ…

私ね?何回かね?思った事があるんだ?「すみっ○ぐらしがどうして隅っこが好きなのかな」って…あの子らはね?このイカつい男どもに迫られたせいで隅っこが好きなんだって……(?)

凪桜

(は、早く終わってぇー!!///)

凪桜

お、終わったぁ…?目開けていい?

伯玖(はく)

お〜、いいぞ〜

昴流(すばる)

すみませんね、特待生さん

凪桜

本当……何考えて…

凪桜

へ…///

目を開けるとそこには普段見慣れない和装の2人

伯玖(はく)

間抜け面〜w

昴流(すばる)

ふ、普段着ませんからねw

凪桜

やっば…ちょーイケメン……改めて惚れるわ…

伯玖(はく)

顔だけかよw

凪桜

ちがッ///いや、そうだけど!それもあるけど!でも……さ?///そこまで似合ってるとは…思ってなかったと…言うか……ね?///

伯玖(はく)

随分と嬉しいことを言ってくれるな?

凪桜

も、もうおしまい!準備するんでしょ!///

伯玖(はく)

(終わったら抱こ…)

その後…色んな準備を終わらせ…学園祭という名の…寮のお祭りが始まった…

※イメージと思ってください

お客さんも集まり…いよいよ公演が始まる頃…

凪桜

人思った以上に多いねぇ…

伯玖(はく)

まさかここまでこられるとは…w可愛い可愛いうちの姫さんのお陰か?w

凪桜

か、からかわないで!///

伯玖(はく)

そろそろ行くけど…ここから離れちゃダメだからな?

凪桜

知ってるし…私聞き分けの悪い子供じゃないもん

伯玖(はく)

それもそうだなwんじゃ、行ってくるな

そういって離れようとする伯玖君の手を軽く引っ張りこちらを向かせ…背伸びをして唇を重ねる

凪桜

い、行ってらっしゃいの…ちゅー…?///

伯玖(はく)

……やめて本当に行きたくなくなる

凪桜

は、早く行って!///

背中を押して無理やり行かせる

凪桜

(今のうちに他の準備しなきゃ…)

他の準備…とは、おみくじとかお守りの事だ

一応今までもやっているが…なんだかんだ無くなってしまうからね

補充補充♥

そんなこんなしていると…綺麗な笛の音が聞こえた

凪桜

??(なんの音だろ…)

音がした方には人も…私も集まった

凪桜

あれって…

私の目に映るのは笛を拭いてる伯玖君と人形を操る善治君…踊りを舞う昴流君が居た

凪桜

あの人たち……こんな事考えてたんだ…

狐のお面を被った伯玖君と傘をさして舞っている昴流君…善治君は霊感が無い人には見えないらしいんで…まぁ、お人形が独りでにうねうね動いているように見えるだろう……

凪桜

(まぁ……必死こいてお人形動かしてるのが私らには見えるけど…)

善治君のスティグマはお人形関係だから日常で動かす事は何ら苦ではないそう…

凪桜

(日常からお人形大事大事してるもんねw)

お面の目の部分から時折…伯玖君の瞳がうっすらと見えこちらを見詰めてくる

凪桜

何それ…///バカじゃん……///

凪桜

(どんだけ私が好きなのよ…///)

顔を逸らすと伯玖君がムカついたのか不快音を出さない程度に笛を強く吹いてきた

凪桜

わ、わかったよぉ…

会場に目を向けると満足したのか演奏に戻った

凪桜

(にしても…綺麗だ……本当に…)

音色も…舞も……全て全て…背景も…綺麗だ

それを色に例えるならば…桜の色…だろうか

綺麗…が、ただ浮かぶ事しか出来なかった……見惚れていた…

ここから離れたくない…深くそう思ってしまった……

凪桜

(終わって欲しくない…)

暫く見惚れていると…演舞や演奏は終わり…辺りからは拍手が舞い上がった

凪桜

(終わっちゃった…)

3人を出迎えようとタオルや飲み物を用意しようとしたら…壇上から昴流君が飛び降りて来て…私を抱き抱えて壇上に戻った

凪桜

!?

昴流(すばる)

皆さん今日は来ていただきありがとうございます

凪桜

え、ぁ…ま、待って…?

伯玖(はく)

今から面白いことするから〜

伯玖(はく)

取り敢えず…弓矢持ってきてね〜

凪桜

は、はい!?

伯玖(はく)

ほらほら、そこの階段の傍にあるから

凪桜

な、なに…?

渋々階段の傍に置かれている弓矢を持って来る

凪桜

???

キョトンとしながら昴流君の話を右から左に聞いていると…一部分……聞きたくない話が聞こえた

昴流(すばる)

今からここにいる彼女に的当てをしてもらおうと思います!

凪桜

へ!?

昴流(すばる)

彼女は過去に弓道の経験がある(※ホント)ためご安心ください

伯玖(はく)

てことでお願いしマース俺ら出来ないから♥

凪桜

は、はい!?

伯玖(はく)

お願いしまーす♥

さいっあく…私を従業員として雇った理由これかよ……

ちなみに…このことは私は一切知りません、これが終わったあとに詰め寄ったら……「練習してたら意味ないから」と伯玖君の清々しい笑顔…

一周まわって許してしまった……何でだろ

凪桜

チッ…後で覚悟しろよ……‪💢

伯玖(はく)

お〜、かっこい♥

致し方なく…弓を引く

凪桜

(久しぶりだから出来るわけないでしょ…)

弓道から離れ何年が経ったのだろうか…忘れてしまうほど時が経った…と、言うことだろう

凪桜

はぁ~…

普段の生活で少し背が曲がってしまうが…巫女服のせいか…背が曲がらずピンッと張っている

凪桜

(もう無理…)

過去に教わったおまじないを唱える

凪桜

「桜舞い散る日々…今日(こんじつ)の占いは如何に」

このおまじないは「技として矢を放つのではなく、運試しとして矢を放て」という意味だ

技として矢を放つと緊張、放ったあと…的に当たらなかった後の後悔…そんなものを払拭の為…私に弓道を教えてくれた人はそうやって教えてくれた

凪桜

(的に当たればいい…それだけでいい)

ただその思い出張り詰めた空気を切り裂くように矢が放たれる

バシュッ

少なくとも的に当たった音だろう……

その音の後…歓声が沸き起こった

何故かって?ど真ん中命中よ

昴流(すばる)

今日の運勢は大吉ー!皆様、良い一日を!

凪桜

はぁ"〜…

その一言が聞こえると全身の力が抜けヘナヘナと座り込んだ

伯玖(はく)

お疲れ様、おねーさん♥

凪桜

ばっか…そういうのは早く言いなさいよ……

昴流(すばる)

すみませんw言ってしまえば貴女はどうせ当日……この日を休むつもりでしょう?

善治

あの姿は惚れ惚れしそうだったぞ?

凪桜

それは結構…弓道はめんどくさくなって辞めただけだから言ってくれれば一応練習ぐらいはしたっての…

昴流(すばる)

本当ですか?

凪桜

本当ですよ…別に弓道やってて人殺しましたとかじゃないんでやろうと思えばいくらでもやりますよ、その代わりここに来るのが毎日になりますよ?

伯玖(はく)

ほんと!?

凪桜

もうやらないから‪💢

伯玖(はく)

チェ…

昴流(すばる)

いきなりこんなことを言ってすみませんね、暫くは貴女の言うことをなんでも聞きますからw

凪桜

!!言いましたね!?

昴流(すばる)

??え、えぇ…

凪桜

わーい!それじゃあ…しばらくお泊まりさせてください!

伯玖(はく)

泊まり?また随分と珍しいな

凪桜

イケメン補給!

伯玖(はく)

そういうことかよ…w

凪桜

ね?ね?ダメ?お泊まりしてイチャイチャしたい

伯玖(はく)

んな可愛いお願い誰が断るかよw

凪桜

うぁ?!

伯玖君に抱き抱えられキョトンとしていると…何時ものお部屋に連れて行かれた…(お泊まりの間に何回気持ちいいことしたから秘密!)

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