TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

夜香蘭(🔝4短編集)

一覧ページ

「夜香蘭(🔝4短編集)」のメインビジュアル

夜香蘭(🔝4短編集)

17 - 後編:君の隣で(🐱×🦀)

♥

131

2025年03月19日

シェアするシェアする
報告する

更に数日後

結局あれからキヨに返事ができず、 数日が経過していた。

その間何回か会ってはいる。

4人実況を撮る日だけだけど、 珍しくキヨが早めに来て二人きりになったり

いつもみたいに牛沢とガッチマンが先に帰って 二人きりになったり…

ただ…

二人きりになっても体を重ねることがなくなった。

俺からは普段誘わない。

なんか流れでなることが多い。

キヨから…誘われなくなった。

二人きりの時も4人でいる時と同じで、 お互い好きなことをしたり

二人でゲームをしたり話したり。

あの日あの告白のことも、 触れられないから何も話せない。

このまま…前の関係に戻るのもありかもと

最初はそう思っていた。

でも今度は…避けられるようになっている。

ピンポーン

ドアチャイムの音に少し肩を震わせたが、 そのままリビングにあるインターホンで答える。

🦀

鍵空いてるから入って

ガチャッ

🐮

はよ〜。鍵閉めといたよ。

🥷

俺たちが来るから開けてたの?

🦀

うっしーありがとう。
そうそう。

🥷

あれ?今日もキヨこない?

🦀

うん…3人実況でもいい?

🥷

なんか4人の連絡もあんま返信来ないよね

🐮

どうする?みんなそろそろ心配しないかな?

忙しくてなどの理由で、 中々4人で実況が取れない。

単純に忙しいだけならいいんだけど…

🥷

まー仕方ないか、ドームの準備あるもんね

あ、そうか…

考えすぎかな…

🐮

…レトルト、今日はやめよう

🦀

え?

🐮

最近寝てねーんじゃないの?

🦀

え…なんで…

なぜか牛沢にバレていた。

キヨのことを考えて、 寝れていない…

🥷

寝てくる?

🦀

いやいや、二人いるのに悪いよ

🐮

寧ろ俺らいるから寝てきなよ

🦀

えぇ…

二人で俺の背中を押しては、 ベットへ移動させられた。

🥷

おやすみ〜

🐮

ゆっくり寝ろよ〜

逆らうこともできず、 そのまま寝室で寝てしまっていた。

キヨside

仕事で色んな準備をしていたため、 行けないと送ったものの

最近予定が合わなさすぎるので、 予定を早く切り上げてレトルトの家に着いた。

ピンポーン

🐮

はーい……ってえ!?

俺の姿を見て驚く牛沢。

🐱

予定早く切り上げた、レトさんは?

🐮

それが…とりあえず入って

🐱

?おじゃましまーす

なんかあったのかと思いながらも、 家の中へ入る。

リビングを開けるとガッチマンしかいない。

🥷

あれ?予定大丈夫なの?

🐱

うん、早く切り上げた。
レトさんは?いないの?

🥷

3人で実況するのもねってなって、
今日は中止にしたんだけど

🐮

レトルト、なんか疲れてるみたいだったから今寝室で寝てるよ。

🐱

あー…そっか

二人が来てるのに寝てるくらい…

俺の事で悩ませてんのかな…

🐮

…見てくる?笑

🐱

え?

🥷

襲っちゃだめだよ笑

🐱

襲わねーよ

🐮

てか、何があったの?絶対キヨ絡んでるよね?

見に行こうか悩んでいたら、 牛沢に鋭い質問をされる。

2人並んで机に座っているその前に座り、 電話での話をした。

🐱

……で、返事待ち。

🐮

うーん…

🥷

…てかさ、なんでレトさんは悩んでんだろうね

🐱

そこなんだよなぁ…やっぱ好きな人とかいんのかな…

🥷

いやそれは…

🐮

まあ、キヨが気づかなきゃ意味ないんじゃない?

ガッチマンの言葉を遮る牛沢。

🐱

俺?

🐮

うん、ちゃんと気づいてあげてよ

🐱

レトさんのこと見てるつもりなんだけどなぁ…

🐮

でも明らかに、今悪い方向にしか考えれてないと思うよ

🥷

ネガティブ期かもね

🐱

そんなんあんの?

レトルトからの返事が来るまでは、 俺から誘わないようにしていた。

忙しいのは本当だが、 少し意図的に避けてる気もする。

でも本当にもし俺の事が好きなら…

なんでオッケーしてくれないんだろうか…

本当は無理してるのかもと思った。

誘うのはいつも俺からだし。

本当は他の誰かが好きだけど、 自分を好きだと言ってくれる人に甘えたくなることも

全然あると思うしそうかもしれないとも思った。

でもその場しのぎで… 体が目的でなんて、

そんなことレトルトは絶対しない。

だとしたら、 誰も好きではないけど、

俺の事も好きじゃないけど嫌いではないから、

誘われたら断らないけど 付き合うのは違うとか…

なんかこれ…

🐱

俺がネガティブになりそう…

🐮

いやなんでだよ笑

気づいてあげたくても、 いろんな考えが浮かんでよく分からなくなる。

🐱

とりあえず…今日は帰るわ

🐮

じゃあ俺らも帰ろうか

🥷

そうだね、ここにいてもあれだし

皆それぞれ帰り支度を始める。

🐮

なにも、言わなくていいのか?

予定を切り上げたのは会いたかったから。

本当は一目でも会いたい。

でも…

もし俺のことで悩んで寝る時間を削らせているのなら

寝かせてあげたい。

🐱

うん、大丈夫。寝かせてあげたいし。

🐮

そっか

🥷

ねー、起きたらいきなりいないのもあれだから、置き手紙でもしとく?

🐮

いいじゃん、キヨ書いてよ

🐱

えぇ!?俺!?

ガッチマンが書くものを用意している中、 牛沢がいきなり俺に振ってきた。

🐱

でも俺が来たこと、レトさんは知らないし…

🐮

だからだよ、ほら

ガッチマンから受け取った紙とペンを、 俺に渡してくる。

🐱

…なんて書けばいいの?

🐮

そこはお任せで。俺ら先出てるね。

🐱

え、ちょ!

牛沢はそそくさとガッチマンの背中を押しながら、 外に出ていった。

んー…なんて書こう…

わざわざ俺が来たことを書くのも違うし…

数秒悩んだが結局…

ゆっくり休んでください。 先に帰るからまた連絡して。

名前を書くところを悩んだが、 自分含め3人の名前を書いた。

書いたはいいものの…

どこに置いておこうか…

寝室まで持っていこうかと思ったが、 起こしても嫌なのでそのままリビングの机に置いて

そのままレトルトの家を出た。

2日後

あれから4人の連絡グループは動いておらず、

レトルトとも連絡は取っていなかった。

自分がいろんなイベントの準備で忙しいのもあるが、

そもそも連絡も来ない。

時間が経てば経つほど無性に恋しくなって、

反面とても不安になる。

時間がかかるほど悩ませてるのではないかと

断る理由を探しているんじゃないかと

どんどんマイナス思考になっていく。

今日は用事が早く終わり、 家路を歩いていた。

ピコンッ

ポケットに入っていた携帯が鳴る。

誰からだろう。

鳴っていたのは4人の連絡グループ。

🐮

次の4人実況っていつー?

🥷

思った、いつにする?

2人が次の予定を聞いてきていた。

俺のせいで出来なかったら…

そんな事まで考え出していた。

🦀

ごめん、俺今熱あって…移したら悪いから当分やめとこう。

……え!?

熱!?

🐱

何度あんの?

🦀

そんなにないけど体だるいくらいだから大丈夫だよ

久々に話したかもしれないと 少しだけ頬がニヤけるが、

今はそれどころじゃない。

🥷

え、大丈夫?ご飯とかある?

🦀

うん、なんとかする。ありがとう。

なんとかって…

一旦携帯をしまって考える。

実はレトルトの家が今いるとこから行ける距離にある。

本人は大丈夫って言ってるけど… 実際どれだけ熱出てるかもわからないし、

それに自分のせいでこうなってるのかもと思うと 気が気じゃない…

くるりと体ごと向きを変え、 来た道に戻っていた。

行くにしても、 なにか買っていってあげよう。

俺は足早にスーパーに寄ってから、 レトルトの家に向かった。

レトルト家

ピンポーン

ドアホンのチャイムを鳴らし、 出てくるのを待つ。

🦀

はい…

インターホンからレトルトの弱った声がした。

🐱

俺、見える?開けて

外であまり名乗りたくないため、 カメラに顔が見えるように向け話す。

🦀

え!?あ、ちょっと待って!

焦った声が聞こえたあと、 玄関の中からドタドタと焦る音が聞こえた。

🐱

ふっ、焦りすぎ笑

思わず笑ってしまう。

ガチャ

🦀

なにわろてん

ドアの隙間から少し睨みながら顔を出すレトルト。

🐱

ん?なんでもない、おじゃましまーす

🦀

あ、ちょっ!

ドアの隙間に手を入れ、 半ば強引に家の中へ入った。

寝室

半ば強引にレトルトの背中を押し、 ベットへそのまま寝かせた。

🦀

なんで、きてくれたの?

大人しくベットに横になるレトルトが 目をウルウルさせながら話す姿が、

久々だからか胸が跳ねて苦しい。

🐱

…っ、心配だからだよ

🦀

そっかぁ…えへへありがとぉ

かわいい…

弱っててへにょへにょで…

やばい…理性をしっかりしないとやられる…

🐱

今はどう?熱どんくらいあんの?

🦀

んと、さっき測った時は37.9度だったから、大丈夫だと思うよぉ

にしても顔が赤い…

🐱

顔赤いけど熱上がってんじゃね?

レトルトのおでこに手を添えた。

が、俺の手が冷たいのかあったかく感じる。

ぎゅ

🐱

!?

レトルトのおでこに添えた手を 両手で握られた。

🦀

わぁ…キヨくんのお手々冷たくてきもちぃ…

🐱

っっ/////

理性が揺らぎ固まる。

だめだ…風邪で弱ってるのに…

🦀

んんっ……首熱いから…つめたぁ…きもちー

レトルトの首元に俺の手を持っていくのを見て、 どんどん理性が崩壊していくのが分かる。

🐱

レ、レトルトさん…?

🦀

んぇ?なぁに?

あーかわいいかわいい

🐱

ほら、手離そうか

🦀

え、ごめぇん…

ちゃんと離してくれて少しホッとする。

🐱

もう一回熱測って?

そう言って体温計を渡す。

レトルトは素直に受け取り、 体温計で熱を測った。

ピピピッ

🦀

んー?よく見えない…

🐱

ほら貸して

数分で鳴った体温計を受け取る。

38.6度…

かなり上がってる…

🐱

38.6度…上がってるからもう寝なさい

🦀

まじ…?上がりすぎ…

大人しくまた布団に潜り込むレトルトを見て、 これ以上熱が上がったら困るので

そろそろ帰ろうか悩んでいた。

でももし何かあったら…リビングにいようか…

🦀

ねぇ

一緒にいると襲いそうになるので、 リビングにいて様子を見ようと考えていれば

急に服の裾を引っ張られる。

🐱

ん?どした?

🦀

この前も来てくれたんだね、俺寝ちゃっててごめんよ

🐱

あぁ、大丈夫

🦀

あとね、キヨくんに会えて嬉しい

🐱

🦀

熱、出すもんだねぇ…心配してきてくれてありがとう

🐱

っ!/////

急に、不意に言われ頬が熱くなる。

🦀

俺ね…俺…キヨくんがいてみんながいて、幸せだよぉ

ズキンッ

それって…どういう意味なんだろう…

告白して返事待ちで、

そんな中でそう言われるとまるで…

いや、こんな状態で話すことじゃない。

やっぱり、ここから出よう。

🐱

…レトさんはもう寝な?俺向こう行くから。

レトルトの頭を優しく撫でてから、 リビングへ向かおうと立ち上がった。

ぐいっ

服を引っ張られる感覚に、 少しだけよろける。

🦀

嫌ぁ…

🐱

え?

🦀

どこにも…いかないで…ここにいて

少し涙目で、上目遣いで、

俺に縋るレトルトを見て 理性が崩壊した。

🦀

んっ!?…んぁ……っ/////

激しく何度も唇を重ね、舌を絡ませる。

隙間からレトルトの熱い吐息が漏れ、 気分が高揚していく。

🦀

キっ…ヨくぅ……/////

弱ってるからか声も甘くて余計に理性なんて吹き飛ぶ。

🐱

…っ…レトさん口熱い…

頭や頬を優しく撫でて、 じっと見つめる。

🦀

あっ……もっと…したい…/////

恥ずかしそうに言うレトルトが 堪らなく愛おしくて仕方ない。

🐱

ふぅぅ……ほんとに、煽らないで。襲うまじで

🦀

っ!?/////

なんとか襲わないように深呼吸をして、 気持ちを落ち着かせる。

弱ってるのに…

大事にしたいから返事が来るまでと思ってるのに…

レトさんといると調子が…

🦀

でもっ……寂しい…そばにいて、俺を避けないでっ…

か弱い声で話すレトルトを見ると、 大粒の涙を流していた。

悲しませないと牛沢と約束したのに…

避けられてると感じていたのか…

やっぱり…全部俺のせいだ…

ぎゅっ

レトルトを強く抱き締める。

🐱

ごめんレトさん…俺はいるよ、大丈夫

🦀

ふぇぇ……キヨっ…ぐん…

弱々しく抱きしめ返され、 俺の首元に擦り甘える。

優しく頭を撫でる。

🐱

好きだよ、レトさん。

🦀

うんっ…よかったあ…ぐずっ

ずっとずっと好きだと伝えてきたつもりでも、 不安にさせたら意味がない…

付き合いたいと思っていた。

でも…もうレトルトを苦しめるなら この"好き"はみんなと同じものにした方がいいかな…

🦀

スゥ…スゥ…

泣き疲れたのか、そのまま寝てしまった。

ゆっくりベットに横にさせ、 布団をかけて頭を撫でる。

このサラサラな髪も、整った目や鼻も、

可愛い声でなく口も

レトルトの全てが愛おしい。

こんなにも好きなのに、 こんなにも大事にしたいと思っているのに、

俺では無理なのかな…

ちゅっ

寝てるレトルトにキスを落とす。

🦀

ん…キヨく…

🐱

っっ!

寝言で俺を呼んでる…

やっぱ無理好き…

いろんな感情が交差しながら、 とりあえずリビングに避難した。

その後は何分かおきに様子を見に行き、 ぐっすり寝ていて起きなかったため 次の日の朝家に帰った。

レトルトside

🦀

はぁぁ……何やってんの、俺ぇ…

リビングの机で両膝をつき頭を抱えている。

そう、俺は今ものすごく…落ち込んでいる。

理由は2つ。

以前4人実況を撮ると集めたものの、 キヨが来なくて俺が寝てしまった日。

まさか来ていたなんて知らなかった。

置き手紙を見て開いた口が塞がらなかった。

そして…一番は…

熱を出して寝込んだ時。

頭が朦朧としていて少しだけ記憶が飛んでいるが

明らかにキヨを困らせた気がする。

🦀

どうしよう…

返事も曖昧にしているのに、 優しく撫でてくれた。

はっきり言わない俺を心配してくれた。

多分沢山……甘えてしまったのに、

俺のためを想ってヤラないでいてくれた。

告白されてから何もしなかったのは、 キヨの優しさだったんだと今になって思う。

なのに俺は…

好きな人が勇気を出して曖昧な関係を断ち切ろうと 告白をしてくれてしかも、

その後も曖昧にならないように我慢してくれているのに

関係を壊したくないだとか、 先を知るのが怖いだとか、

そういう理由でキヨを傷つけているんじゃないか…

自分の中では答えは決まっている。

だって、俺もずっと好きだった。

俺を呼んでくれる声も、 優しく撫でてくれる手も。

でも…上手く話せる自信がない。

どうしたらいいのかわからない…

みんなこういう時、どうやって乗り越えてるんだろう。

ふと携帯を取り調べた。

"自分の思いを直接伝えられない時 対処法"

検索マークを押すと同じような人が沢山出てくる。

1つずつ開いて読んでいく。

なるほど…!

それならいけるかも…!!

俺は急いで家の中であるものを探した。

数日後

俺はキヨを自分の家に呼んだ。

🐱

お邪魔します…

少し気まずそうにしている。

そりゃそうだよね…

🦀

いきなり呼んでごめんね

🐱

大丈夫、もう落ち着いたから

🦀

そっか…

しばらく沈黙が流れる。

すぐ離せなくなる…

🐱

…あのさ、俺レトさんを困らせたくないから、今日は謝ろうと思って来たんだよね。

🦀

えっ…

沈黙を破ったのはキヨの方だった。

なんだか嫌な予感がする…

🐱

レトさんは優しいから、俺に合わせてくれてんじゃないかって思うようになっちゃって…だから、もう合わせなくていいし悩まなくていいよ。

なんだか悲しそうに俯いてしまう彼を見て、 こんなにも苦しめていたのかと思うと

胸がぎゅぅぅと締め付けられた。

また…勘違いされてる…

こんなことを言わせたいから来てもらったんじゃない…!!

🐱

だからもう…

🦀

待ってよ

キヨの話を遮る。

🦀

俺はキヨくんに合せるなんてしてないよ

🐱

え…

🦀

全部、俺がしたくてしたことだし

🐱

でも…

🦀

俺が口下手で、余計なことばかり考えてしまったから…

思わず俯いてしまう。

🐱

でも俺のせいで悩ませてんのは事実でしょ?

🦀

悩んでるのはキヨくんのせいじゃないんだよ

🐱

どーいうこと?

不思議そうに俺を見るキヨに、 ちょっと待っててと言ってリビングに戻る。

机の上においてある、 キヨへの手紙を握りしめて玄関先へ戻った。

🐱

ねーねー、俺そろそろ入っちゃだめ?笑

少し気まずそうに笑う。

🦀

あ…待って、これ…読んでほしい。

🐱

えっ

持っていた手紙を渡す。

渡す手が震えてるのに気づいて、 キヨが受け取ってすぐに手を後ろに隠した。

🦀

靴脱いで上がってて、申し訳ないけどここで読んで…読んだ上で、リビングに来て。

🐱

…内容次第では俺、ここから先入れないかもだったら?

🦀

キヨくんに任せる。意地悪かもしれないけどごめん…

🐱

え、ちょっ!

俺はそのままリビングに逃げるように入った。

リビング

静かな部屋に時計の針の音だけが響く。

更には自分の鼓動が耳まで響く。

そんなに長くは書いてない。

でも直接言うより気持ちが伝わるはず。

キヨを想って書いた。

待ってる時間、こんなに長いなんて…

キヨはどんな思いで俺の返事を待っていたんだろう。

待ってる側はこんなにも時間が経つのが遅く感じるのに

催促もせず、我慢もさせて、

気まずくても看病までしてくれた。

少し…我慢できなかったみたいだけど///

あれは俺がやってしまった…

熱あるのを良いことに…恥ずかしい…

でも久々で…嬉しかったなぁ…

時々リビングの扉越しに薄っすら見える キヨの姿を確認しながら

読み終わるのを待った。

ガチャ

🦀

あ…

俯いた様子でリビングに入るキヨ。

机に手紙を置く。

🦀

あ、あの…

俯いていて表情がよく分からない。

🐱

…レトさん

🦀

あ、はい

🐱

ほんと…ずるいよっ///

そう言うキヨの顔は少し泣きそうで、 更に頬が赤い。

🦀

だ、だって…

🐱

俺…ずっと勘違いしてた…

🦀

ごめんね…

🐱

いいんだよね?本当に

🦀

うん、それが俺の全てだから……っ!!

ガバッ!!

いきなり抱き着かれ強く抱きしめられる。

🐱

レトさん、大好き

耳元で囁くキヨの声は震えていた。

🦀

うん…俺も、大好き。ずっと離さないで

🐱

当たり前じゃん、嫌がっても離さない

俺達はやっと、付き合うことになった。

キヨくんへ

直接言葉にできないから、手紙でごめんね。

まず告白してくれてありがとう。

いつもレトさんレトさんって言って、 愛情伝えてくれてたから分かってたんだけど

改めて真剣に言われて、とっても嬉しかった。

不安にさせちゃってごめんね。

2人でそういう事してる時、とっても幸せな気分になる。

キヨくんにレトさんって呼ばれると心地よくて、

頭とかほっぺとか撫でられると甘えて良いんだって思う。

余裕がない時は俺も本音が出ちゃって恥ずかしくなって、

でもそういう時しか素直になれないから、 沢山伝えたいのになって思って

俺もつい誘いに乗っちゃうんだ。

仕方なくじゃないよ。 伝えれるのがそういう時しかないからなのと

キヨくんとするの、好きだから。

俺も、キヨくんのそばにずっといたい。

気まずくなっちゃった時、あまり会えなくて話せなくて すごく寂しかった。

うっしーやガッチさんがいてくれても、 俺はキヨくんの隣じゃないと落ち着かないみたい。

だからね、

キヨくんのこと、大好きです。

キヨくんの隣でずっと笑っていたい。

俺でもよければ、付き合ってください。

レトルトより

🐱

ねぇレトさん?

🦀

んー?

🐱

…我慢してた分、むちゃくちゃにしていい?

🦀

えっ…/////

🐱

だめ?

🦀

……い、いくらでもどうぞっ/////

ここから先は、ご想像にお任せということでっ笑

end.

るぅり

いやぁ、無事付き合えましたねぇぇ(;O;)♡

るぅり

今回は2作に分けたので、
1個が少し長かったですね…

るぅり

皆さん、今回もスクロールそしてタップ大変お疲れ様でしたぁ!!!

るぅり

それにしても…🐱さんの攻がツボな私です←

るぅり

そしてやはり🦀さん……🦀さぁぁん…可愛い…と🐱さんと同じように思いながら書きました笑

るぅり

さぁて次は?あのお二人にするのか、どうするのか……

るぅり

🐮さんあんまないから書きたいなぁと思ってる今日このごろでございます←勝手に書け

るぅり

リクエストもまだまだ募集中なので、
是非!リクエストの所にコメントお待ちしてますね♫

るぅり

また次回の物語でお会いしましょう(*‘ω‘ *)♡

るぅり

ありがとうございました〜!!

この作品はいかがでしたか?

131

コメント

2

ユーザー

うーん…チ───(´-ω-`)───ン もうほんとに葬式開いちゃう ほんとに尊い 死ぬ てか死んだ(!?)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚