れなみん
れなみん
れなみん
れなみん
第7話
行けない朝
ーー朝。
日向
ピピピッ……
起き上がれない、
日向
わかっているのに、 体が動かない
胸の奥が重くて 喉が締め付けられる
日向
日向
日向
日向
日向
日向
考えるほど、息が荒くなる
『いらない』
『邪魔』
また響く、
日向
日向
行きたくない
初めて、声に出した言葉
その瞬間、涙がポロッと落ちた。
日向の母
母の声がした
日向の母
日向
かすれた声、
自分でも驚くほど弱かった。
母は心配そうにしばらく見ていたが
最終的にはこういった
日向の母
日向の母
その言葉で
胸の糸がプツンと切れた気がした。
日向
日向
日向
日向
涙が止まらなかった。
その日、学校では
影山
影山
練習前、
日向がいないことに気づく。
影山
影山
月島
月島
影山
スマホをみる
通知は"ゼロ"だった
影山
影山
胸の奥に、小さな不安が広がった
苛立ちと
説明できない焦りが混ざる。
影山
影山
影山は練習後、
荷物を持ったまま体育館を飛び出した
玄関が開くと
そこには日向の母がいた
日向の母
影山
影山
日向の母
"なら"の後の言葉は
聞かなくてもわかった気がする
影山の胸は強く締め付けられた。
日向は、
学校に行けなくなっていた。
コメント
4件
えぇ、もしかしてこれからも行けなかったりするんかな、、