国々の記憶

寒くなった冬の帝都では たくさんの人で賑わっていた

まだ子どもであった『大日本帝国』は刀のお稽古が終わり家に帰っている途中であった。

とぼとぼと帰っていると、『大日本帝国』はあることに気がついた。

『大日本帝国』はとても悲しかった。 大切なものが見つからない虚しさや無力さはとても悲しいものだ。

『大日本帝国』が顔を上げると、そこには彼と同じくらいの少年が心配そうに声をかけていた。

『大日本帝国』は大切な御守りのことを⬛︎⬛︎⬛︎に話した。

⬛︎⬛︎⬛︎は駆け足でとあるところへ向かい数分経った頃、紙で包まれた何かを持って『大日本帝国』のところへ戻ってきた。

焼き芋を一口食べると、しっとりとした芋の中にある濃厚で甘い蜜が口いっぱいに広がった。

彼らが焼き芋を食べ終わる頃、⬛︎⬛︎⬛︎は『大日本帝国』にとあることを聞いた。

⬛︎⬛︎⬛︎がポケットから出してきたのは、まさに『大日本帝国』が落とした御守りだった。

あまりの嬉しさに『大日本帝国』は⬛︎⬛︎⬛︎に抱きついた。

お互い恥ずかしくなってしまい、しばらく沈黙が続いたが、⬛︎⬛︎⬛︎が少し恥ずかしそうに言葉を発した。

そして、『大日本帝国』にとって初めての友達ができた。一緒にご飯を食べ、お喋りをすることができる友達だ。