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デビューから約1ヶ月。 アストレインは驚くほどの速さでスケジュールをこなしていた。 音楽番組、雑誌のインタビュー、バラエティ番組、ラジオ。 気づけばあの練習室で見ていた「夢」は現実の景色へと変わっていた。 そして、
。
スタッフの言葉に顔を合わせる。
AO
HINATA
SOA
SUBIN
SONWOO
JINU
ステージ裏。 マイクを握る手が震えていた。
初めて名前を呼んでもらえる。 そっと胸に手を当てる。 隣ではとあがにこにこしながらも異常な頻度でリップを塗り直す。
SIU
TOA
YEJUN
SONWOO
その声に自然と集まる。 中心に手を重ねる。
JINU
JINU
ステージが明るくなる。 MCの声が響く。
。
歓声が鳴り響く。 その声に思わず目を見開く。 想像より何倍も大きい その場にいる9人全員が思っただろう。 客席は光で埋め尽くされていた。 ペンライトが星のように輝いていた。
JINU
アストレインでーす
。
。
。
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会場のあちこちで叫ばれる声に、 思わず笑いながら目が潤む。 質問コーナー。 ルーレットに当たった質問は
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AO
SUBIN
AO
SUBIN
SOA
SOA
HINATA
SOA
そして最後。 1人ずつファンへの挨拶。
JINU
JINU
JINU
AO
AO
帰り道。 ファンが持っていたボードの言葉が頭に焼き付いた。 『私たちがあなたたちの軸道になります』 俺らが光じゃなくても誰かにみつけてもらえるんだ。 アストレインでよかった。
最近寝ても寝ても眠いのは何故ですか