直弥
スタッフ
スタジオを出れば、 例のスタッフさんが、壁に寄りかかって待っていた。
――ガシッ
直弥
無視して通り過ぎようとすると、 腕を捕まれそのまま近くの部屋に連れていかれた。
直弥
スタッフ
直弥
スタッフ
彼は無表情でそう言うと、ジリジリと近づいてくる。
直弥
スタッフ
スタッフさんの言ってることを理解し、頭が真っ白になる。
直弥
熱い唇が押し付けられる。
逃げても、また唇をふさがれて、吸い付かれる。
キスの合間に漏れる吐息が艶めかしくて、 どんどん体が熱くなっていくのを感じる。
直弥
必死に顔を反らして、彼から逃げる。
はあ、と吐息がこぼれた。
彼は荒く呼吸を繰り返す俺の髪を優しく撫でると、 また唇を寄せてきた。
直弥
押し返そうとする腕を掴まれ、 拒絶の言葉を吐こうとした唇を再度ふさがれる。
びくっと、体が固まった瞬間に、唇を少し開いてしまった。
それを逃さず、する、と何かが入ってくる。
直弥
直弥
そんな、と思ったと同時に、 入ってきたそれを思いっきり噛んだ。
スタッフ
スタッフさんは口を押さえ、俺を見つめたまま動かない。
直弥
寒気を感じたのは、絶対に気のせいじゃない。
――ダンッ!
逃げようとした時、壁に足をつき塞がれた。
スタッフ
スタッフ
そう言ったスタッフさんの顔は、 感情を殺した人形のような表情をしていた。
コメント
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最高でした😭👏✨!!!!!!ෆ 続き待ってます!!!!!!ෆෆෆෆෆ!!!!!!!!!